カンボジア不動産の魅力とリスクを徹底解説!

執筆者:荒木 杏奈

アンナアドバイザーズ株式会社

2022/04/14

近年日本で多くの投資家から注目を集めているカンボジア不動産への投資。

今回は、カンボジア不動産が投資家に注目されている理由と気を付けなければいけないリスクについてご紹介します。

メリットだけを見て投資を決めるのはとても危険です。しっかりとリスクも併せて理解して取り組んでいきましょう。

 1. カンボジア不動産投資が注目される理由 

購入まで手間がかかり、リスクのある新興国カンボジアでの不動産投資。
デメリットがあるにも関わらず大勢の投資家が注目しているのは、それを補って余りあるたくさんの魅力があるからです。

カンボジア不動産への投資には、いったいどんな魅力があるのでしょう? さっそく見ていきましょう。

 ①これからの経済成長が見込める 
カンボジア不動産投資の魅力は、その成長性にあります。
そして、そこからより多くのものを得るためには、やはり成長余力の大きさがポイントとなってきます。

新型コロナウイルスの影響により一時期落ち込んでしまったものの、カンボジア経済はこれまでアジア諸国でも屈指の高成長を示しています。
その背景には、牽引役である縫製品の輸出の増加や、働く世代の人口の多さがあります。

 ②カンボジアでは、米ドルが主要通貨 
米ドルが主要通貨なことが魅力と言われても、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。
海外不動産への投資を考えるとき、投資先の国で流通している通貨がなにかは重要なポイントなのです。

不動産投資で得られる収益には、家賃収入(インカムゲイン)物件売却収入(キャピタルゲイン)の2つがあります。

インカムゲイン、キャピタルゲインともに投資国の主要通貨で入ってくることになるのです。つまり、貨幣価値が下がってしまうと全体の利益が減ってしまうことになるのです。
特に新興国の貨幣価値は変動しやすいため、日本の円に両替するときに投資国の貨幣価値が下がってしまうとどんなに高いインカムゲイン、キャピタルゲインを得ても収益がマイナスになりかねません。

海外不動産投資でおすすめとされる「これから経済的に発展しそうな国」の主要通貨は、価値が安定しないものが多くを占めます。
逆に安定した貨幣通貨の国は、経済がある程度成熟してしまっていることが多いのです。

しかし、カンボジアは歴史的な背景から、主要通貨として米ドルが使われています。

カンボジアの歴史について詳しく知りたい方は下記の記事も併せてお読みください。
『カンボジア経済を読み解こう!歴史から見るカンボジアのこれから』

経済の発展が期待される新興国にもかかわらず、貨幣が世界で一番安定していると言われている「米ドル」なのは、カンボジアの大きな魅力といえるでしょう。

 ③銀行が高金利 
続いての魅力もカンボジア独自のものと言えます。

カンボジアの通貨は「リエル」ですが、現状流通している貨幣の80%以上が「米ドル」です。
米ドルはカンボジア国内で刷ることができないため、カンボジアの銀行は懸命に米ドルを集める必要があります。

そのため、カンボジアの銀行は金利を4~7%と高額に設定して、より多くの人から預金されることを図っています。日本の大手銀行の金利が0.001~0.002%であるのと比べると、異常に高いことがわかるのではないでしょうか。

インカムゲインとして入ってくるお金を、定期預金として銀行に預けておくだけでも、さらに年間これだけの金利がつくことは他の国ではまずありえません。

カンボジアの銀行について詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてお読みください。
『カンボジアの銀行を知ろう!銀行の種類から口座開設方法まで丁寧に解説』

 

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 2. カンボジア不動産投資に潜むリスク 

このようにたくさんの魅力もありますが、リスクがつきまとうのが海外への不動産投資です。

特に東南アジアや南米などの新興国と呼ばれる国々では、不動産に関する法律などが厳密に定められていないところもあるので、さらに注意が必要になります。

どのようなリスクがあるのか、見ていきましょう。

 ①物件が完成しないリスクがある 
東南アジアの開発会社の多くはプレビルド販売によって資金を得て、建設費用に充てます。そのため販売が不調になると、建設資金が確保できずに完成がどんどん遅れていきます。
最悪の場合、物件が完成しなかった上に支払ったお金が戻ってこないということもありえるのです。

このようなプレビルド関連の資金不足は、開発会社の資金問題によって起こります。対応がずさんな開発会社を選んでしまうと、建設が遅れたり、管理会社そのものが変わってしまったりするのです。

このような事態にならないためにも、必ず開発会社について事前に情報を集めましょう。
過去の実績、資金力の確認に加え、他の事業に手を出し過ぎていないか、融資を受けすぎていないかなども調べられると、より安心して不動産を購入することができるでしょう。

カンボジア不動産投資では、どれほど事前に情報を収集できるかが大切になります。

 ②多くの不動産投資詐欺がある 
事前にしっかりと情報を収集して、カンボジア不動産投資をはじめようとしている方が次に気をつけなければいけないことは「詐欺」です。

情報を集めて信用できると思った開発会社が、実は存在していなかったということが起こり得るのが海外不動産投資の怖いところです。
実在しない架空の会社を使う、警察官を動かすなど日本に居ると考えられないような詐欺がたくさんあるので、信用できる仲介会社を選ぶことが大切になります。

カンボジア不動産投資の詐欺をより詳しく知りたい方は以下の記事も併せてお読みください。
『海外不動産投資で本当にあった怖い詐欺』

 

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 3. カンボジア不動産投資を始める前に 

投資をすることを検討してみようかなと思った方は、次のことをチェックしてみましょう。

 ①融資が受けられるかチェックしよう 
必要資金をすぐに用意できないという方は融資を考えてみましょう。
海外不動産への投資では融資を受けることができないと考えている人が多く見られますが、条件を満たせば融資を受けることができます。

融資は

・政策金融公庫
・オリックス銀行
・東京スター銀行

と金融機関によって条件が変わってきますので、しっかりと確認をしておきましょう。

融資について、詳しく知りたい方は以下の記事も併せてお読みください。
『カンボジア不動産投資で融資は受けられるの? カンボジア不動産融資の実例を紹介』

 ②実際に購入した人の声を聞いてみよう 
実際にカンボジア不動産投資をしたことがある人に話を聞くと、よりリアルな事情を知ることができます。

何が決め手になったのか?
どんな不安があり、対策をどうしたのか?

同じように悩まれた方の話が聞けるのは、心強いですよね。

周りにカンボジアで不動産投資をしている人が見つからない方は、実際に購入された方にインタビューした記事もありますので、併せてお読みください。
『カンボジア不動産投資 実体験レポート① 「日本と比べたら信じられないリターン」』

 ③シミュレーションをしてみよう 
投資を始めた後に想定した収益が得られないという事態を防ぐため、事前にシミュレーションをしましょう。

購入に掛かる金額や見込まれる収益、家賃保証契約終了後の流れなどを考えてシミュレーションをするとよりリアルな数字が出せるようになります。
これは知識がないと難しいため、詳しい方に聞いて一度自分でも計算をしてみることがおすすめです。

シミュレーションをするときに考えるポイントを知りたい方は下記の記事を併せてお読みください。
『カンボジア不動産投資のシミュレーションをしてみよう』

 4. まとめ 

いかがでしたか。
カンボジア不動産投資は、新興国でありながら米ドルで取引ができたり、高金利だったりとたくさんの魅力があることが伝わりましたでしょうか。

新興国での不動産投資には、リスクも考えられますが、大きなリターンも見込めます。

もっと詳しく知りたい方は、セミナーなども定期的に開催されているのでぜひお気軽にお問い合わせください。
 

執筆者:荒木 杏奈

アンナアドバイザーズ株式会社

日本とカンボジアを拠点に、国内・海外不動産業を展開。

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荒木杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

代表取締役 / 宅地建物取引士 / 宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第99967号
所属団体:一般社団法人RE AGENT 理事長 / 一般社団法人東京ニュービジネス協議会(NBC) / 公益社団法人全日本不動産協会
1984年生まれ、東京都出身。大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外の国際不動産サービスを展開。
著書:東南アジア投資のラストリゾート カンボジア (黄金律新書) 新書 幻冬舎
   はじめての海外不動産投資