カンボジアで口座開設するなら?おすすめ銀行5選

執筆者:荒木 杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

カンボジアの銀行は、日本と比べて定期預金の金利が高いことで知られています。

日本では、定期預金の金利は依然として低い水準にあり、仮に1,000万円を預けても、年間の利息はわずか数万円程度にとどまるケースがほとんどです。

一方、カンボジアでは銀行や預入期間によって異なりますが、年4〜5%前後の定期預金金利が設定されていることも珍しくありません。

例えば、年利5%で1億円を預けた場合、年間で約500万円の利息収入が期待できる計算になります(税金や為替変動などは考慮していません)。

この金利差に驚く方も多く、カンボジアに銀行口座を開設する大きな魅力の一つとなっています。

さらに、カンボジアの銀行では、カンボジアの主要通貨である「米ドル(USD)」建ての口座を開設できるため、日本円だけで資産を保有するリスクを分散できる点もメリットです。

「海外で資産運用を始めてみたい」「米ドルで資産を保有したい」という方にとって、カンボジアの銀行口座は有力な選択肢の一つといえるでしょう。

この記事では、カンボジアでおすすめの銀行5選について詳しく解説します。海外での資産運用を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

① アクレダ銀行

アクレダ銀行は、カンボジアで唯一カンボジア証券に上場している銀行です。

カンボジアを拠点とする有数の商業銀行であり、同国最大の金融機関の一つとして知られています。三井住友銀行とオリックスが株主となっており、日本の金融機関でおよそ3分の1の株式を占めています。

また、安定した金利の高さを誇っており、長期の資産運用をする方にはとても魅力的になります。
海外送金も簡単で、日本の銀行への送金もインターネットバンクで完結します。現地で開設の方はアプリを使ったモバイルバンキングもご利用いただけます。

デビットカードの発行が可能なので、日本や海外の加盟店でデビットカードを使用いただけます。

アクレダ銀行は、透明性のある経営と持続可能な成長戦略により、国内外で高く評価されています。これまでに数々の賞を受賞し、アジア地域の銀行業界でも注目されています。

② カナディア銀行

カナディア銀行は1991年に設立されたカンボジアの商業銀行で、アクレダ銀行と並びカンボジアの代表的な銀行です。

シェア率が高く、預金資産額はカンボジアの銀行の中でもトップクラスです。この大きな資産規模は、途上国であるカンボジアの銀行の中でも破綻リスクは低いと言える要因です。

また、カナディア銀行はみずほ銀行、三菱UFJ銀行と提携しているため、サービス体制が整っています。

現地に赴かなければ口座開設はできませんが、プノンペン本店には日本語対応可能なスタッフが常駐しており、日本語で対応してもらえるので安心できます。

③ ABA銀行

ABA銀行は2020年にカンボジア最優秀銀行に選出され、今でもその人気は拡大傾向です。カンボジア国内で80以上の支店、1,300台を超えるATMを展開する大手商業銀行で、カナダ国立銀行の子会社として運営されています。首都プノンペンでも至る所に支店が増えてきていいます。

最大の魅力はアプリを使ったモバイルバンキングが充実している点です。モバイルバンクで定期預金を組むことができ、送金も手軽に行えます。

また、デビットカードが発行可能なので、日本や海外の加盟店でデビットカードを使用いただけます。
基本的には現地の方を対象とした銀行ですが、事前に在日カンボジア大使館でマルチプルビザを取得すれば現地で口座開設が可能です。
ジャパンデスクがあり、日本語も対応可能です。

④ パブリック銀行

パブリックバンク・カンボジアは、日本のりそな銀行JCBと提携している銀行です。

運営母体はマレーシアを代表する金融機関であるパブリック銀行で、同銀行が100%出資して設立した完全子会社として運営されています。

そのため、経営基盤が安定しており、カンボジア国内でも信頼性の高い銀行の一つとして知られています。

特に、日本企業との提携実績があることから、日本人にとっても安心感のある銀行といえるでしょう。

⑤ サタパナ銀行

サタパナ銀行は、カンボジアで広範なサービスを提供する商業銀行であり、日系資本100%で運営されています。2008年に開業したマルハンジャパン銀行と、カンボジアの大手マイクロファイナンス機関であったサタパナリミテッドが2016年4月に合併し、現在の形となりました。

カンボジア全25州に175以上の支店と349台以上のATMを設置しています。

普通預金口座、定期預金、VISAデビットカードを提供しており、モバイルアプリでの、国内外送金や定期口座の開設・管理、QRコード決済など、利便性の高いデジタルサービスが利用可能です。

本店には日本語対応可能なスタッフが常駐しており、各種手続きにおいて日本語でのサポートを受けることができます。

まとめ

カンボジアの銀行は、日本と比べて定期預金の金利が高く、米ドル建てで資産を運用できることから、多くの海外投資家や資産運用を考える方に注目されています。

もちろん、金利の高さだけで銀行を選ぶのではなく、経営の安定性や利便性、アプリの使いやすさ、日本人への対応、預金保険制度なども総合的に比較することが大切です。

今回ご紹介した5つの銀行は、それぞれ特徴や強みが異なります。ご自身の目的に合わせて最適な銀行を選ぶことで、より安心して海外資産を管理・運用できるでしょう。

これからカンボジアで口座開設を検討している方は、本記事を参考に、自分に合った銀行を見つけてみてください。

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荒木杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

代表取締役 / 宅地建物取引士 / 宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第99967号
所属団体:一般社団法人RE AGENT 理事長 / 一般社団法人東京ニュービジネス協議会(NBC) / 公益社団法人全日本不動産協会
1984年生まれ、東京都出身。大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外の国際不動産サービスを展開。
著書:東南アジア投資のラストリゾート カンボジア (黄金律新書) 新書 幻冬舎
   はじめての海外不動産投資