執筆者:荒木 杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

カンボジアは日本から近く、独自の文化や風土は移住先としても魅力的です。
経済成長が進んでおり、企業の進出先やビジネスの拠点としても人気を集めています。
今回は、移住先としてのカンボジアについて詳しく解説します。
現地事情やビザの種類、永住権の獲得などについてもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
カンボジアの基礎データ
まずは、カンボジアの基礎的なデータを確認しておきましょう。
面積 | 181,035平方キロメートル |
人口 | 1,690万人(2023年国連人口基金) |
首都 | プノンペン |
民族 | 人口の90%がカンボジア人(クメール人)とされる |
言語 | クメール語 |
宗教 | 仏教(一部少数民族はイスラム教) |
主要産業 | 農業(GDPの24.3%)・工業(GDPの39.2%)・ サービス業(GDPの36.4%)(2021年、ADB資料) |
名目GDP | 約309億米ドル(2023年、IMF推定値) |
一人当たり GDP | 1,920米ドル(2023年、IMF推定値) |
主要貿易 相手国 | 【輸出】 米国(39.9%)・EU(18.0%)・ベトナム(9.6%)・中国(5.5%)・日本(5.2%) 【輸入】 中国(34.9%)・ベトナム(13.2%)・タイ(12.8%)・シンガポール(10.8%)・日本(2.6%) |
在留邦人数 | 3,215人(2023年10月時点、在留邦人数調査) |
在日カンボジア人数 | 21,592人(2023年6月時点、入管統計) |
外務省のデータによると、日本との貿易・投資関係は以下の通りです。
- 日本への輸出:約2,692億円(主要品目:衣類・履物・革製品)
- 日本からの輸入:約704億円(主要品目:一般機械(建設機器等)・輸送機器(車両・バイク等)・食料品(肉類等)・電気機器・織物用糸および繊維製品機器)
- 日本からの投資:約30億ドル
- 投資対象分野・進出企業:縫製・製靴・自動車部品・医療・建設部材・小売業大手・ホテル等
日本との関係性は良好で、政治・経済・文化の各方面で活発な交流があります。
経済面では、輸出入ともに日本が主要貿易相手国になっているほか、投資の自由化に関する協定が締結されています。
政治面では、2023年1月に両国が包括的戦略的パートナーシップに格上げされ、より緊密な関係性が構築されました。
日本はカンボジアに対し、政府やJICA(国際協力機構)が積極的な支援やボランティア活動を行っており、カンボジアの発展に貢献しています。
日本の積極的な支援はカンボジアで広く知られており、カンボジア人は日本に親しみを持ちやすいといわれています。
カンボジアに移住するメリット7選
ここでは、カンボジア移住で得られるメリットを大きく7つに分けてご説明します。
カンボジア移住には多くのメリットがあり、魅力的な移住先といえるでしょう。
日本よりも生活費が安くなりやすい
カンボジア移住後の生活費は、日本よりも安くなりやすい傾向にあります。
カンボジアの首都・プノンペンと東京の物価を比較した際の価格比率は、以下の表のようになります。
品目 | 平均価格 (円換算) | 東京の 平均価格 | 東京との 比率 |
---|---|---|---|
安いレストランでの食事 | 774円 | 1,000円 | 77% |
一般的なレストランでの食事(2・3名コース) | 4,643円 | 7,000円 | 66% |
マクドナルドのバリューセット | 1,083円 | 800円 | 135% |
国産生ビール(500ml) | 155円 | 500円 | 31% |
カプチーノ(レギュラー) | 452円 | 490円 | 92% |
コーラ(330mlボトル) | 150円 | 173円 | 87% |
水(330mlボトル) | 141円 | 115円 | 122% |
ボトルワイン | 1,857円 | 1,100円 | 169% |
タバコ(マルボロ20箱) | 271円 | 600円 | 45% |
牛乳(1リットル) | 334円 | 233円 | 143% |
食パン(500g) | 306円 | 267円 | 115% |
白米(1kg) | 153円 | 494円 | 31% |
鶏ささみ(1kg) | 678円 | 1,079円 | 63% |
牛モモ肉(1kg) | 1,594円 | 3,072円 | 52% |
りんご(1kg) | 692円 | 813円 | 85% |
バナナ(1kg) | 300円 | 383円 | 78% |
トマト(1kg) | 231円 | 731円 | 32% |
じゃがいも(1kg) | 243円 | 424円 | 57% |
レタス(1個) | 280円 | 209円 | 134% |
片道チケット(現地交通機関) | 155円 | 200円 | 77% |
タクシー1km(通常料金) | 155円 | 420円 | 37% |
ガソリン(1リットル) | 183円 | 173円 | 106% |
85㎡アパートの光熱費・ゴミ処理 | 16,986円 | 27,429円 | 62% |
通話と10GBのデータ通信を含む携帯電話の月額プラン | 916円 | 3,822円 | 24% |
インターネット(60MPS以上、データ無制限) | 4,767円 | 4,853円 | 98% |
フィットネスクラブの大人1人月額料金 | 7,643円 | 9,043円 | 85% |
ジーンズ1本(リーバイス501など) | 3,715円 | 7,692円 | 48% |
サマードレス1着(ZARAなど) | 3,515円 | 5,355円 | 66% |
メンズビジネスシューズ | 9,199円 | 11,890円 | 77% |
幼稚園(終日、子ども1名) | 55,205円 | 75,650円 | 73% |
インターナショナル小学校(年間1名) | 2,107,040円 | 2,267,353円 | 93% |
シティセンターのアパートメント(1ベットルーム) | 77,063円 | 149,682円 | 51% |
市内中心部のアパート購入価格(1㎡あたり) | 353,827円 | 1,236,979円 | 29% |
住宅ローン金利(20年固定) | 年利11.0% | 年利1.69% | 651% |
ほぼすべての品目でプノンペンの物価のほうが東京よりも安く、特に家賃や建物の価格は非常に低い比率であると読み取れます。
そのほか、肉類や野菜類・お酒やタバコなどの嗜好品・交通費・被服費・携帯電話料金といった品目も日本よりかなり安いので、生活費を抑えやすくなるでしょう。
日本人の利用は少ないものと思われますが、住宅ローンの税率は日本よりも極端に高くなっています。
日本よりも税金が安い
カンボジアは以下のように、日本よりも税率が安くなっています。
- 所得税率:0~20%(日本は5~45%)
- 法人税率:20%(日本は23.2%)
日本では所得税が下限・上限ともに高く設定されており、特に高所得者ほど税金が高額になりやすいです。
また、法人税は額面だけでみると大差ないように思われますが、事業売上が大きい企業ほど控除される額に開きが生じます。
富裕層を中心に高額な税負担を理由に海外移住を選ぶケースがあり、税金の安いカンボジアも移住先の候補のひとつとなっています。
不動産投資関連では、カンボジアの個人のキャピタルゲイン税は現在のところ非課税ですが、課税対象になることが検討されており今後の動向が不透明です。
米ドルが流通しており為替リスク対策になりやすい
カンボジアでは、国内の大半の地域で米ドルが流通しています。
ビジネス・プライベートの両方で米ドルを使用可能で、カンボジア移住によって自然と米ドルで資産を保有できます。
円資産を残しておけば2種類の通貨を保有できるため、為替リスク対策に非常に有効です。
SMBCプレスティア銀行などのメガバンクでは、日本に居住していなくても円口座を保有できるため、出国前に口座を開設するのもおすすめです。
経済状態が良好で仕事を探しやすい
カンボジアはGDPが右肩上がりの成長を続けているため、国内経済が好調です。
カンボジアの良好な経済状態は企業からも注目されており、カンボジアに進出する企業が増えています。
国内外の企業による活発な事業展開により、多くの求人件数が期待でき、現地での就職活動がしやすい状態です。
日系企業の進出も増加しており、現地で日本人が採用される確率も上がりやすいと考えられます。
親日的でフレンドリーな人が多い
カンボジア人は、誰に対しても親切でフレンドリーな国民性が特徴です。
日本人が公共の場で見知らぬ相手と親しく交流することは少ないですが、カンボジア人には温厚ながらも行き交う人々と気軽に打ち解ける特性がみられます。
カンボジア人のフレンドリーな気質は、日本では得がたい魅力があり、居心地の良さを感じやすいでしょう。
カンボジア人は全体的に親日的で、日本人というだけで好意的に接してもらえることがあります。
カンボジア人の親切さや温かさは、弊社のプノンペンオフィスに駐在する日本人社員にも大きな魅力に映っているようです。
食事が日本人の味覚に合いやすい
カンボジア料理は油やスパイスを控えた自然な味付けが特徴で、日本人の味覚にも合いやすいといわれています。
生活の基礎となる食事が美味しく感じやすいため、日々の暮らしを快適に過ごしやすいでしょう。
食の好みが似ているためか、カンボジアには日本食レストランも多く、現地在住の日本人も足繁く通っています。
弊社の現地視察ツアーでは、ご参加者様にカンボジア料理店や有名店の料理をご提供しておりますが、多くの方にご好評をいただいております。
気候が年間を通して暖かい
カンボジアは熱帯モンスーン気候に属しており、年間を通して高温で湿潤な気候です。
以下はカンボジアの年平均気温・降水量を示すグラフですが、年間を通して気温が30℃前後と読み取れます。

常夏の気候で冬がないため、寒さが苦手な方は特に快適に過ごしやすいでしょう。


カンボジアに移住するデメリット・注意点7選
カンボジアに移住する際には、メリットだけでなくデメリット・注意点もあります。
ここでは、カンボジアに移住で生じやすいデメリットや注意点を7つご紹介します。
雨季があり天候不順が多い
カンボジアの季節は大きく乾季と雨季に分かれ、雨季である5月〜10月は高温多湿で雨が多いため、蒸し暑いうえに天候不順を感じやすいです。
特に9月・10月は降水量がピークを迎え、大量の雨で道路が冠水するほどです。
カンボジアの雨季は日本の梅雨のように長雨が続くのではなく、昼下がり〜夕方の短時間にかけてスコールが激しく降るという特徴があります。
雨季は夕方近くにほぼ毎日スコールが降りますが、そのほかの時間帯は晴れていることが多いです。
乾季にあたる11月〜4月は、雨がほとんど降らずカラッとした体感で過ごしやすくなるでしょう。
虫が繁殖しやすくサイズも大きい
カンボジアは寒い季節がなく年間を通して温暖なことから、虫などの小動物にとっても生息しやすい環境です。
年間を通して活動できるため虫などが繁殖しやすく、サイズも大きくなりやすいです。
カンボジアの住居に出やすい虫や小動物には、以下のようなものが挙げられます。
- アリ:特に老朽化した建物に発生しやすく、躯体に営巣している場合もある。生息数が非常に多く、種類によっては虫刺されによる激しい腫れや痛みがある
- ゴキブリ:家屋に侵入する代表的な害虫で、日本より大型の種類が多い。沖縄などに生息するワモンゴキブリは、東南アジア原産とされる
- ヤモリ:ゴキブリなどの害虫を食べるため、メリットもあるが、姿が苦手な人には不快に感じやすい。日本よりも生息数が多く、家屋にも発生しやすい傾向にある
- 蚊:雨季に多く発生し、活動が活発になる。カンボジアでは、デング熱やマラリアなどの媒介になる可能性がある
カンボジアでは日本よりも虫などを目撃する機会が多く、人によってはある程度慣れるケースもあるようですが、苦手な方にとってはストレスの要因になりやすいでしょう。
築年数の古い物件や低層階は虫などが発生しやすいため、気になる方には築浅物件の高層階がおすすめです。
弊社の仲介しているハイグレード物件は、密閉性も高く生物が侵入しづらい構造になっていることが多いです。
インフラや医療体制が十分に整備されていない
カンボジアは日本と比較するとインフラの整備が十分とはいえず、特に電気の供給に対する脆弱性が指摘されています。
カンボジアは国内の発電量だけでは必要な供給量を賄えないため、電力の多くをタイやベトナムからの輸入に頼っています。
輸入コストが加算されるため電気代が高額になりやすく、国内送電網の整備が不十分で停電も発生しがちです。
また、医療体制が不十分で、大きなケガや病気はタイやシンガポール・日本などで診察が必要になる場合があります。
カンボジア国内からの移送が必要な場合、医療費が非常に高額になるので、医療保険に加入しておいたほうがいいかもしれません。
軽犯罪が多発しやすい
カンボジアではすれ違いざまに強引に金品を奪い去るひったくりや、スリや置き引きなどの窃盗といった軽犯罪が多発しやすい傾向にあります。
以下は、2023年1月〜3月にカンボジアで発生した犯罪を種類別に分類した統計表です。

大使館の統計では、上記のうち日本人が遭遇した犯罪は、ひったくりが5件・窃盗が2件・昏睡強盗が1件でした。
親しげに近づき、飲み物に睡眠薬を入れるなど昏睡状態にしたうえで金品を奪うといった強盗は、観光客や外国人をターゲットに行われることが多い犯罪です。
ことさらに親しいそぶりを示してくる人物や、誘惑的な態度を示してくる異性には十分に用心しましょう。
日本人は所得水準が高く裕福であると広く認識されているため、ひったくりや窃盗などにはより注意が必要といえます。
カンボジアで生活する際は、持ち物には絶えず注意を配り、貴重品は肌身離さず身につけることを習慣づけましょう。
交通マナーがあまりよくない
カンボジアは全般的に交通マナーが悪く、交通事故が発生しやすい傾向にあります。
信号無視や自分本位な進路変更など、危険運転をしがちなので注意が必要です。
飲酒運転や無免許運転も珍しくありませんが、検問が緩く違反運転が横行しがちです。
なお、カンボジアは公的権力が正常に機能しているとはいいがたい側面があり、警察官が罰金の着服などを目的に交通違反を捏造することがあります。
警察官の不正行為は外国人をターゲットにすることが多いですが、フン・マネット政権は公権力の汚職を問題視しており、不正行為の摘発や罰則を強化する動きがみられます。
不動産契約に関する詐欺が多い
カンボジアでは現地事情に疎く、現地の動向を把握しづらい外国人をターゲットにした不動産契約に関する詐欺行為が発生しています。
外国人投資家をターゲットにした高額な取引での詐欺行為が発生しやすい傾向がありますが、移住者が狙われる可能性も考えられるので要注意です。
なかにはベテラン投資家が騙されてしまう事例もあり、組織的な犯行も見受けられます。
カンボジア人の一般的な経済水準と比較すると、日本人は非常に裕福であり、詐欺行為の標的にされがちです。
日系業者であっても「同じ日本人」という安心感を逆手に取って詐欺行為を働く場合があり、すぐに信用するのは危険です。
カンボジア不動産関連の詐欺行為については、こちらの記事で詳しく解説しています。
現在は日本への直行便がない
2025年2月現在、カンボジアには日本からの直行便が運行されていません。
以前は成田とプノンペンを結ぶ直行便が運航されていましたが、コロナ禍を契機に当該便は運休状態にあります。
カンボジアへの入国は直行便がないため、近隣国の空港を乗り継ぐ必要があります。
フライトにもよりますが、他国を経由するため、成田ープノンペンの平均所要時間は約8〜10時間です。
乗り継ぎ待ち時間の長いフライトは航空運賃は安くなりやすいですが、所要時間もさらに長くなり、12時間を超える便もあります。
カンボジアの気になる現地事情5つ
カンボジア移住にあたって、現地事情を把握しておくことも重要です。
ここでは、カンボジアの現地事情を5つに分けてご説明します。
政治 | フン政権による独裁体制だが政局は安定
カンボジアでは、2023年にフン・セン氏の子息であるフン・マネット氏が首相に就任していますが、38年ぶりの世襲交代で事実上の独裁体制にあります。
独裁という言葉からはネガティブなイメージを受けがちですが、政局が安定しており内紛など目立った対立もないため、治安状態は比較的良好です。
フン・マネット首相は活発な外交政策を採っており、政策の一環として外国企業の誘致や外国人による投資活動を促進しているのが特徴です。
宗教 | 国民の大半が仏教徒
カンボジアは国民の大半が仏教徒で、仏教が国教になっています。
特に厳格な戒律はみられませんが、女性が僧侶に触れることのほか、他人の頭を触るのはタブーです。
カンボジアでは頭の上には精霊が宿っていると考えられており、頭を触ることは精霊を追い払う行為と解釈されます。
日本では好意や親しみから相手の頭を撫でることがありますが、カンボジアではタブーなので注意しましょう。
そのほか、サンダルやスカートといった露出の多い格好での遺跡参拝も禁止されているので要注意です。
水 | プノンペンでは水道水を飲用可能
意外かもしれませんが、プノンペン市内の水道は濾過技術が高く、そのまま飲用できるほど清浄です。
JICAの協力によりプノンペンの水道水の質が高く保たれており、カンボジア人が日本に親しみを抱きやすい原因にも考えられています。
ただし、日本の水道水が軟水なのに対し、カンボジアの水道水は硬質です。
体質に合わないと感じたら、ミネラルウォーターを飲用するのが安全でしょう。
カンボジアの一般家庭にはウォーターサーバーが普及しており、ミネラルウォーターのボトルをセットするタイプのものが多く出回っています。
プノンペン以外の水道水は安全性に不安があるので、飲用は避けたほうがよいでしょう。
トイレ | 国内の大半の地域で洋式水洗トイレが普及
カンボジアは国内経済の成長に伴って、多くの地域で洋式水洗トイレが普及しています。
プノンペンなどの都市部には温水洗浄式のトイレも導入されており、日本人の基準からも清潔に感じやすいトイレが多いです。
ただし、パイプが細く排水量の少ないトイレでは、詰まり防止のために使用済みの紙を備え付けのゴミ箱に捨てます。
少数ながら、用を足した後にシャワーで洗い流す旧式タイプのトイレがありますが、日本人には使いづらく感じるでしょう。
農村部では、穴にしゃがんで用を足す簡素な構造のトイレがあります。
飲酒・喫煙 | 特に制限はないが公共の場での喫煙は要注意
カンボジアは仏教国ですが、一般市民の飲酒・喫煙は特に制限されておらず、飲酒・喫煙ともに18歳から可能です。
カンボジアは税金が安くお酒やタバコにかかる税金も少ないため、日本よりも嗜好品類を安価に求めやすい傾向にあります。
カンボジアでは多彩な銘柄の国産ビールが製造されているほか、アルコール度数の高い蒸留酒の「スラ―・ソー」も好まれています。
お酒の種類が多く価格も安いため、お酒好きの方なら大いに満足できるでしょう。
タバコに関しては2022年の法改正で、紙タバコのほか、電子タバコ・水タバコも喫煙が許可されるようになりました。
ただし、以前よりも喫煙に関するルールやマナーが厳格になっており、レストランやカフェ・交通機関など公共の場での喫煙は法律により禁止されています。
喫煙ルールを守らない場合、罰金が課される可能性があるので注意が必要です。
カンボジアに移住するためのビザをチェック
カンボジアに移住するためにはビザを取得する必要があります。
ここでは、カンボジア移住のために取得できるビザについて解説します。
ビジネスビザ (EB-VISA)| カンボジアで就労するためのスタンダードビザ
ビジネスビザはカンボジアでの短期間の出張や現地での就職活動のほか、フリーランス・個人事業主にも適用でき、幅広い目的に対応したビザです。
カンボジア入国前または入国時に申請できますが、滞在許可期間は30日と短いため、通常は申請により有効期間を延長します。
延長可能期間は1年で、パスポートの有効期間内であれば、申請により何度でも延長が可能です。
申請費用は初回が35ドルで、延長をする際は手数料として都度300ドルが発生します。
発給手続きが若干複雑なので、雇用主または専門家を通じて発行されるのが通例です。
求職者ビザ(EG-VISA) | 現地での就職活動向けビザ
求職者ビザは、カンボジアでの求職活動者を対象としたビザです。
最初はビジネスビザを申請しますが、手続きを経て求職者ビザに切り替えられます。
求職者ビザは最大で半年の延長が可能ですが、期間の延長は基本的にできない点に注意が必要です。
専門家に申請を代行してもらうのが一般的ですが、発給にあたっては就職活動の計画表などの添付が必要となる場合があります。
法人設立ビザ | 現地への進出・起業はビジネスビザを適用可能
カンボジアでの法人設立ビザは、ビジネスビザを延長する形で代替可能です。
カンボジアでの法人設立は外国資本100%で設立できるほか、手続きの多くをオンラインで進められるなど、比較的簡単に手続きしやすいというメリットがあります。
オフィスを設置しない場合は、バーチャルオフィスによる登記が可能で、社員を雇用する義務がありません。
従業員の雇用では、カンボジア人と外国人の比率が9:1を超える場合、原則としてワークパミット(労働許可証)が必要になります。
カンボジアでの法人設立手続きは代表者自身でも完結できますが、他言語での書類が必要になるため、業者によるサポートを利用するのもおすすめです。
弊社では、オフィスの契約や居宅の仲介・オフィス什器の調達のほか、法人手続きに長けた弁護士・税理士のご紹介など法人手続きをトータルサポートできます。
弊社の会社設立サポートをご利用いただく際の費用目安は、比較的小規模な事業で3,000〜5,000ドル(1ドル150円=45万円〜75万円)程度です。
投資ビザ (Golden VISA)| 永住権の獲得も可能なビザ
投資ビザは2022年7月に導入された新タイプのビザで、カンボジアで一定額以上の投資をした個人投資家向けのビザです。
申請のためには、カンボジアに10万ドル(1ドル150円=1,500万円)以上の資金を投資が必要ですが、申請費用自体は無料です。
そのほかの条件として、「カンボジア・マイ・セカンドホーム」プログラム(CM2H)の会員になる必要があります。
投資ビザは認可後14日以内に発給され、有効滞在期間が10年間のゴールデンビザを取得できます。
発給から5年後にはカンボジア国籍のパスポートも取得可能で、カンボジア永住権獲得ための条件にも直結する唯一のビザです。
退職者ビザ(ER-VISA) | 50代以降を対象にしたビザ
退職者ビザは55歳以上または年金受給者を対象としたビザで、カンボジアでのリタイアメント生活に適したビザです。
初回はビジネスビザを取得したのちに切り替え手続きによって取得できるもので、延長可能期間は1年です。
取得のためには一定額の預金額が必要とされますが、具体的な金額に関する規定はありません。
就労ビザに該当しないため、最低でも1年は生活できる預金額が必要になるといわれます。
変更幅の大きいビザなので、専門家に確認したうえで申請するのがおすすめです。


カンボジアに移住するための方法・手順
ここでは、カンボジアに移住するための方法・手順について段階を追ってご説明します。
なお、住居やオフィスなどは生活や事業の環境を大きく左右するため、より早い段階で選定しておくのも有効です。
就職・起業のための準備
カンボジアでは入国前または入国時にビジネスビザを発給できるため、求職活動は現地に到着してからでも問題ありません。
ただし、よりスムーズに就職活動を進めるには現地エージェントなどを介して、出国前にある程度の準備をしておいたほうがよいでしょう。
近年は日系企業の進出が増えており、日本人向けの旅行会社・ホテルのフロント・日本料理店のスタッフなどの求人も増加傾向にあります。
現地での法人設立・起業に関しても同様で、出国前にオンラインで手続きを進めておくほか、法人設立サポートを利用するのもおすすめです。
弊社ではカンボジアでの事業展開・起業を全般的にサポートしており、比較的小規模な事業であれば3,000〜5,000ドル(1ドル150円=45万円〜75万円)程度でのサービスご提供が可能です。
海外出張の場合は求職に関する活動は不要ですが、在住期間によって取得するビザの種類が異なります。
ビザを取得するための必要書類を準備
カンボジア入国後は在住目的に応じたビザの申請を行いますが、幅広い目的に応じたビジネスビザ(EB-VISA)を申請するケースが多くなると考えられます。
ビザの申請に必要な書類には、主に以下のようなものがあります。
- パスポートの原本(取得期間と合わせて6ヶ月以上の残存有効期間が必要)
- ビザ申請書
- 申請に必要な費用(ビジネスビザは初回35ドル)
- 証明写真(6㎝×4㎝)
- 外国人居住登録(FPCS)
- 雇用証明書(海外出張などの場合)
- 事業税の支払証明書(企業の現地進出の場合)
そのほか、投資家ビザを申請するためには「カンボジア・マイ・セカンドホーム」プログラムの会員証・10万ドル以上の投資証明書が必要です。
ビザ発給時に追加書類が必要になる場合もあるので、余裕を持って各種書類を用意しておきましょう。
カンボジアに入国
ビザの発給が完了したらカンボジアに入国できます。
現在、新型コロナウイルス感染症のワクチン証明書・PCR検査の陰性証明書の提示は廃止されており、入国審査は従来通り行われます。
住宅やオフィスなどの生活拠点を確保
カンボジア移住において、住宅やオフィスは生活環境に大きく影響するため、なるべく希望条件に合った物件を確保したいものです。
ホテルなどに滞在しながら現地の不動産業者と交渉することもできますが、移住生活をスムーズに送るにはカンボジア入国前に物件を確保しておくことも有効です。
弊社では、日本国内在住者に向けた現地不動産ツアーやオンライン契約サービスなどをご提供しております。
物件の契約に必要な書類はオーナーの裁量によって異なり、パスポート・契約に必要なデポジット・写真の提出のみで完結できる場合もあります。
カンボジアの物件は家具が付帯していることが一般的で、交渉によっては必要な家具類を追加してもらえるほか、家賃の値引きに応じてくれるかもしれません。
ただし、初めてのカンボジア移住では現地業者との交渉は心理的な抵抗感を感じる可能性が高いため、交渉などはプロの業者を介することをおすすめします。
物件の相場
近年、カンボジアでは日本のマンションにあたるコンドミニアムタイプの居住用物件が増えています。
プノンペン周辺では、築年数や間取りによって異なりますが、コンドミニアムの月額賃料は約300〜1,000ドル(1ドル150円=4万5,000〜15万円)です。
地方であれば月額賃料が200ドル(1ドル150円=3万円)程度の物件もあります。
居住のためにコンドミニアムを購入する場合、多くの不動産業者はプノンペン周辺の物件をメインに扱っており、中古で1,000万円台から購入できる物件が多いです。
プノンペン周辺で50㎡程度の一般的な間取りのオフィス物件は、月額賃料500〜600ドル(1ドル150円=7万5,000〜9万円)が相場です。
プノンペンでオフィス物件を購入する際は、約1,000〜2,000万円が価格の目安になります。
カンボジアのオフィス物件の価格相場については、こちらの記事で詳しく解説しています。
物件を賃貸するか購入するかについては、カンボジアで想定している在住期間によって決めるのがおすすめです。
賃貸 | 短期滞在・日本に帰国予定のある人向き
カンボジアに在住する期間が数ヶ月〜数年程度の比較的短い期間であれば、物件を賃貸するのがおすすめです。
カンボジア在住期間が数年以内の場合、賃貸物件のほうがその時の都合に合わせて柔軟に環境を変えやすいです。
短期的な出張による現地在住のほか、日本に帰国する予定や意思のある方には賃貸のほうが適しているといえます。
カンボジア移住を決意したものの、実際に暮らしてみると想像とは異なり、日本での生活のほうが快適に感じられるかもしれません。
永住するまでの意思は持てないもののカンボジアでの暮らしを体験したいといったケースも、賃貸物件を選ぶとよいでしょう。
購入 | 長期滞在・永住や資産形成したい人向き
カンボジア在住期間を10年以上見込んでいる方は、物件の購入を検討することをおすすめします。
仮に家賃10万円の物件に10年間住んだと仮定すると、家賃だけで単純計算しても10万円×12ヶ月×10年で1,200万円です。
更新手数料や管理料を加算するとさらに高額になり、物件を購入したほうが安上がりになる可能性もあります。
物件を購入すると不動産資産になり、売却時にはキャピタルゲイン(売却益)になります。
購入した物件を第三者に貸し出せばインカムゲイン(家賃収入)になるため、居住だけでなく資産としての運用が可能です。
カンボジアでは外国人による不動産投資が認められており、仮に日本に帰国した場合でもカンボジアの物件は資産として保有可能です。
各種許可証の申請
カンボジアで外国人が働く際には、ビザのほかに居住許可証・ワークパミット(労働許可証)・雇用カードが必要です。
各許可証の有効期間は1年間で、ワークパミット・雇用カードは同時に取得できます。
更新のし忘れがないように、一括して取得しておくとよいでしょう。
カンボジア移住に特に向いている人の特徴3選
ここでは、カンボジア移住に特に向いている人の特徴を解説します。
カンボジア移住には多くのメリットがあり、カンボジアは移住先としても魅力的ですが、ご説明する特徴に当てはまる方はよりカンボジア移住を楽しめる可能性があります。
海外の文化・生活に触れたい人
カンボジア人は親切でフレンドリーですが、温厚な気質を持っていることが多く、日本人の感性にも合いやすいといえるでしょう。
食事の好みも日本人の味覚に似通っており、外国でありながら日本人が生活しやすい国のひとつです。
街並みにはフランス植民地時代の名残りがうかがえるほか、周辺国の文化も取り入れており、東西が融合した独自の文化を形成しています。
カンボジア独特の魅力は日本人の感性に合いやすい一方で、異国情緒も感じさせてくれるでしょう。
質素・素朴なライフスタイルを実践したい人
カンボジアは仏教国ということもあり、国民全体がどちらかといえば質素な生活を送っています。
高価なブランド品や高級車などはあまり流通していないため、男女とも服装は華美にならず、トゥクトゥクなどのシンプルな乗り物を好む傾向にあります。
プノンペンなどの都市部にはカジノやナイトクラブもありますが、どちらかというと富裕層や観光客向けといえるかもしれません。
カンボジア人は余暇をアウトドア・寺院参拝・日常的な買い物・映画鑑賞などに充てることが多く、一般市民にはあまりお金を使わないライフスタイルが浸透しています。
ブランド品や夜遊びをあまり好まず、質素・素朴なライフスタイルを好む方はカンボジアに馴染みやすいといえるでしょう。
経済的に充足している人
日本とカンボジアはそもそもの経済基準が異なり、以下のように1人当たりの家計収入も大幅に異なります。
- カンボジア:1,591.880ドル(2009-2021)
- 日本:16,060.769ドル(2000-2023)
出典:CEIC「カンボジア 1人当たりの家計収入」
1ドル=150円で計算すると、カンボジアが23万8,782円、日本が240万9,115円です。
カンボジアの現地で職を得る際、給与水準はカンボジア側に準拠したものになりやすく、月給100〜200ドル(1ドル150円=1万5,000円〜3万円)程度と心許ない収入になるかもしれません。
カンボジアで日本と同レベルの生活を送るための費用の目安は、家賃を含めて15〜20万円ほどといわれています。
カンボジアでは投資や事業などで十分な収入が見込めるほか、日本の企業からの給与や報酬が年額250〜300万以上あれば生活に困りにくくなるでしょう。
カンボジア移住のおすすめ都市3選
カンボジアに移住する際は、主要都市を選ぶことをおすすめします。
ここでは、カンボジア移住でおすすめしたい都市を3つご紹介します。
プノンペン | 物件数が最多のカンボジア首都
プノンペンはカンボジアの首都で、活発な経済成長に伴って都市機能が拡大しており、東京と比較しても遜色がないほどの規模です。
市内にはイオンやセブンイレブンといった日本でも馴染み深い店舗が進出しているほか、市場には多種多様な商品が並びます。
東京の青山・表参道のような一等地であるBKK1(ボンケンコンワン)や、霞ヶ関のようなビジネス街であるプノンペンシティセンターなど多彩な顔を持ちます。
国内で最も物件数が多く、ライフスタイルに合わせてさまざまタイプの間取りを選択でき、外国人富裕層が多く在住しているのも特徴です。
プノンペンのエリアごとの特徴については、こちら の記事で詳しく解説しています。
シェムリアップ | アンコールワットなど異国情緒に富んだ都市
シェムリアップはカンボジア中西部に位置する都市で、アンコールワットが広く知られています。
プノンペンからは空路で約50分ほどでアクセスでき、カンボジア国内最大級の観光都市として存在感を発揮しています。
アンコールワットを中心とした遺跡が点在するエリアで、観光客向けのホテルやレストランが多いのが特徴です。
国内でも観光業が特に活発であるため、多くの求人数が期待できます。
シェムリアップの賃貸物件の相場は200〜300ドル(1ドル150円=3万円〜4万5,000円)ほどで、物件数は少ないものの2,000〜3,000万円台で購入できる物件もあります。
シアヌークビル | 美しい海岸線が人気のリゾート地
シアヌークビルはカンボジア南部の港湾都市で、コンポンソム湾(タイランド湾)に面しています。
プノンペンとは高速道路で結ばれており、陸路での所要時間は約2時間と、以前のおよそ半分以下に短縮されました。
熱帯特有の海岸線は美しい景観からリゾート地としても人気が高く、高級ホテルやおしゃれなレストラン・カフェも建ち並んでいます。
観光業に加えて、高速道路の開通で物流も活性化しており、ビジネスの新拠点としても注目が高まっています。
シアヌークビルはリゾート地ということもあり、ホテルの一室を借りる形式のサービスアパートメントが多くみられます。
シアヌークビルでの家賃相場は、1,000〜1,500ドル(1ドル150円=15万円〜22万2,500円)です。

アンナアドバイザーズはカンボジア移住をフルサポート
弊社は創業以来、十数年にわたってカンボジアと関係性の深い事業を展開しており、カンボジアの現地事情を熟知したスタッフが多数在籍しております。
弊社のサービスについて、詳しく説明させていただきます。
カンボジアと日本の2拠点体制
弊社はプノンペンと東京にオフィスを設置しており、2拠点体制でお客様をサポートしております。
代表の荒木は自身もカンボジア在住経験があり、カンボジアに現在も頻繁に出張しております。
プノンペンオフィスにも日本人スタッフが常駐しており、日本語によるお問い合わせに対応可能です。
荒木を含め現地の最新事情に詳しいスタッフが複数名おりますので、移住に関するさまざまなお悩みや疑問にお答えできます。
賃貸・売買の豊富な不動産仲介実績
弊社では創業以来、カンボジアで賃貸・売買ともに多数の物件を仲介してまいりました。
弊社独自の審査基準から信頼できるデベロッパーが開発した物件のみを仲介しており、管理業務にも責任を持って従事しております。
設備の補修や点検を含め、現地在住スタッフによる万全な管理体制を敷いておりますので、移住の際にもご希望の物件に安心してご入居いただけます。
ハイグレード物件のほか、弊社独占物件も多数仲介しており、さまざまな価格帯の物件をご案内可能です。
カンボジア不動産視察ツアーを積極的に開催しており、出国前の現地視察・物件契約にも対応しております。
不動産投資を見据えた物件のご購入も承っておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。
アフターサポート付きの銀行口座開設サービス
カンボジアで生活する際は、特に事業を営むうえで現地銀行の口座開設が必要ですが、定期預金の金利が平均4〜5%であるなど口座開設にさまざまなメリットがあります。
弊社では資産形成の観点からもカンボジアの銀行口座開設を推奨しており、口座開設手続きをサポートしております。
口座開設後も銀行アプリの利用マニュアルの進呈や、資産凍結対策などさまざまなアフターサポートを導入しております。
カンボジアの銀行は非居住者でも口座を開設でき、不動産視察とセットの現地ツアーでは、行程中に弊社スタッフによる補助のもとで口座開設が可能です。
カンボジアの銀行口座については、国内セミナーでのご案内のほか、お問い合わせフォームからの個別対応も承っております。
カンボジアでおすすめの銀行については、こちらの記事で詳しく解説しています。
カンボジアでの法人設立・起業をトータルコーディネート
弊社では、企業のカンボジア進出や現地での起業のトータルコーディネートを承っております。
カンボジアでの会社設立・開業手続きは比較的簡単といわれますが、必要書類には英語での書類提出が求められるなど、言語の壁が少なからず存在します。
弊社では、会社登記に詳しく語学力に長けた弁護士・税理士をご紹介可能です。
オフィスや住居の仲介に加えて、必要に応じてオフィス用品の調達や内装工事の手配など、企業の円滑な事業スタートを幅広くサポートいたします。
小規模な事業であれば総額3,000〜5,000ドル(1ドル150円=45万円〜75万円)ほどでサポートでき、同業他社よりも低価格かつ高品質のサービスとの自負がございます。
まとめ
カンボジアには独自の魅力があり、移住先としても人気を集めています。
カンボジアの移住ではビジネスビザを申請することが多く、移住目的や滞在期間によって取得するビザを切り替えるのが通例です。
特に投資家ビザは必要投資金額が10万ドルと比較的安価ながら永住権の獲得も可能で、新タイプのビザとして注目を浴びています。
カンボジア移住では、現地滞在期間を想定して物件の賃貸または購入を選ぶとよいでしょう。
弊社では物件の仲介や法人設立のほか、アフターサポート付きの銀行口座開設サービスもご提供可能です。
カンボジア在住経験の豊富なスタッフが多く、現地に在住した経験をもとにお客様のご要望をヒアリングいたします。
ぜひ、弊社を経由して念願のカンボジア移住を実現してください。



荒木杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社
代表取締役 / 宅地建物取引士 / 宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第99967号
所属団体:一般社団法人RE AGENT 理事長 / 一般社団法人東京ニュービジネス協議会(NBC) / 公益社団法人全日本不動産協会
1984年生まれ、東京都出身。大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外の国際不動産サービスを展開。
著書:東南アジア投資のラストリゾート カンボジア (黄金律新書) 新書 幻冬舎
はじめての海外不動産投資