プノンペンの主要エリア完全ガイド|BKK1・Tonle Bassac・Koh Pichなどの特徴と家賃相場

執筆者:荒木 杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

プノンペンでは、エリアによって街の雰囲気や居住者層、家賃相場が大きく異なります。

外国人駐在員に人気のBKK1、高級住宅や商業施設が集まるTonle Bassac、都市開発が進むKoh Pichなど、それぞれの特徴を理解することが物件選びの第一歩です。

本記事では、プノンペンの主要6エリアを解説します。

プノンペン主要エリアの比較

エリア特徴東京に例えると家賃相場
BKK1外国人向けの中心エリア銀座・六本木700~1,800ドル
BKK2・3中心部に近く比較的手頃三軒茶屋450~1,000ドル
Tonle Bassac大使館と高級住宅が集まる赤坂・麻布600~1,800ドル
Koh Pich開発が進む新都心お台場・豊洲500~1,200ドル
TTPカフェとローカル文化下北沢300~700ドル
TK落ち着いた住宅・教育エリア二子玉川400~1,500ドル

※家賃は家具付きスタジオ・1ベッドルームを中心とした目安です。物件の築年数、広さ、階数、設備によって異なります。

BKK1|外国人駐在員に人気の中心エリア

BKK1は、プノンペンで最も知名度の高い外国人居住エリアです。

大使館、外資系企業、カフェ、レストラン、スーパーマーケット、医療機関などが集まり、徒歩圏内で生活しやすい環境が整っています。

外国人駐在員、国際機関関係者、現地経営者、富裕層などが多く、東京に例えると麻布・広尾に近いイメージです。

低層住宅からコンドミニアムやオフィスへの建て替えも進み、プノンペンを代表する都心エリアとして高層化しています。

  • 家賃相場:月額700~1,800ドル
  • 主要施設:独立記念塔、Chip Mong Noro Mall、BKK Market、各国大使館
  • 主要物件:G.A.T.O Tower、De Castle Royal、Time Square 5 など

Tonle Bassac|利便性と住環境を兼ね備えた高級住宅地

Tonle Bassacは、BKK1の東側からKoh Pich周辺に広がる高級住宅エリアです。

大使館、政府機関、高級コンドミニアム、ホテルなどが集まり、AEON Mall Phnom Penhにもアクセスしやすい立地です。

外国人駐在員、外交関係者、企業経営者、現地富裕層のほか、近年は高層コンドミニアムに暮らす単身者や夫婦世帯も増えています。

東京に例えると、大使館やホテル、高級住宅が集まる赤坂・六本木のようなイメージです。

  • 家賃相場:月額600~1,800ドル
  • 主要施設:AEON Mall Phnom Penh、NagaWorld、Sofitel Phnom Penh Phokeethra
  • 主要物件:J-Tower 2・3、Skylar by Meridian、The Bridge、The Peak など

Koh Pich|新しいプノンペンを象徴する新都心

Koh Pichは、Bassac川沿いに開発された島状のエリアです。英語では「Diamond Island」とも呼ばれます。

高層コンドミニアム、オフィス、国際学校、イベント施設などが計画的に整備され、既存市街地とは異なる近代的な街並みが形成されています。

主な居住者は外国人、現地富裕層、若手専門職などです。住宅だけでなくオフィスや商業施設も増え、新しいビジネスエリアとしても発展しています。

ウォーターフロントで大規模開発が進む点は、東京の豊洲に近いイメージです。

  • 家賃相場:月額500~1,200ドル
  • 主要施設:Diamond Island Convention and Exhibition Center、Canadian International School
  • 主要物件:Casa by Meridian、GIA Tower、Diamond Bay Garden など

BKK2・BKK3|中心部に近く、家賃を抑えやすいエリア

BKK2・BKK3は、BKK1に近い住宅・商業エリアです。

現地住民や若手会社員、長期滞在の外国人などが暮らし、ローカルショップやカフェ、サービスアパートメントが混在しています。

BKK1より家賃を抑えながら中心部へのアクセスを確保したい人に向いています。東京に例えると三軒茶屋のような、生活感のある街です。

  • 家賃相場:月額450~1,000ドル
  • 主要施設:トゥールスレン虐殺博物館、Monivong Boulevard

TTP|カフェとローカル文化が共存する街

TTPはToul Tom Poungの略称で、Russian Marketを中心としたエリアです。

カフェ、レストラン、雑貨店が多く、若い外国人や長期滞在者にも人気があります。東京に例えると下北沢のような、個人店とローカルな雰囲気を楽しめる街です。

  • 家賃相場:月額300~700ドル
  • 主要施設:Russian Market、Factory Phnom Penh

TK|ファミリー層に人気の住宅エリア

TKはToul Korkの略称で、プノンペン中心部の北西側に位置します。

道路が比較的広く、学校や商業施設、広めの住宅が多いことから、現地富裕層やファミリー世帯に選ばれています。

東京に例えると、落ち着いた住環境を持つ二子玉川や世田谷に近いイメージです。

  • 家賃相場:月額400~1,500ドル
  • 主要施設:TK Avenue、Eden Garden、Royal University of Phnom Penh

アンナアドバイザーズのおすすめ物件

J-Tower 3|日本企業が手がけるランドマーク物件

J-Tower 3は、Tonle Bassacに建設中の地上77階、高さ333メートルの高層コンドミニアムです。

完成すれば、カンボジアで最も高い建物となる計画で、今後のプノンペンを象徴するランドマークとして注目されています。

全360戸が3ベッドルームで構成され、一般的なコンパクトコンドミニアムとは異なる、ファミリーや長期居住者を意識した広い住戸が特徴です。

J-Tower・J-Tower2を開発した日本企業による開発実績に加え、スカイプール、フィットネスジム、スパ、ラウンジ、ボウリング場、子ども向け施設など、充実した共用設備が計画されています。

  • エリア:Tonle Bassac
  • 地上77階
  • 高さ:333メートル
  • 全360戸
  • 全戸3ベッドルーム
  • 住戸面積:166㎡から
  • 完成予定:2028年12月
  • 開発会社:Tanichu Assetment Co., Ltd.

カンボジア最高層という希少性に加え、日本企業による開発実績、広い住戸設計、充実した共用施設を備えた注目物件です。

G.A.T.O Tower|BKK1に誕生する大型複合開発

G.A.T.O Towerは、Norodom BoulevardとStreet 334の交差点付近に建設される複合型高層タワーです。

日本人建築家の高松伸氏が設計を手がけ、コンドミニアム、5つ星ホテル、商業施設、ウェルネス施設が一体となる計画です。

温泉、インフィニティプール、ジム、サウナ、コワーキングスペースなどの共用施設も予定されています。

  • エリア:BKK1
  • 地上67階・地下3階
  • 高さ:約296メートル
  • 住宅472戸
  • ホテル224室
  • 完成予定:2030年
  • 開発会社:Miraku Capital

Skylar by Meridian|単身者に選ばれる家具付き物件

Skylar by Meridianは、Tonle Bassacに位置する地上27階建てのコンドミニアムです。
内務省や王立法経大学に近く、BKK1、AEON Mall Phnom Penh、Koh Pich方面へ移動しやすい立地にあります。

スタジオと1ベッドルームを中心とした間取りは、外国人駐在員や単身者の賃貸需要と相性がよく、すでに完成しているため、実際の建物や管理状況を確認したうえで検討できます。

  • エリア:Tonle Bassac
  • 地上27階
  • 2019年完成
  • スタジオ・1ベッドルームを中心に構成
  • プール、ジム、24時間セキュリティなどを完備

Casa by Meridian|立地と家賃のバランスが魅力

Casa by Meridianは、Koh Pichに位置する地上33階建て・2棟構成の複合型コンドミニアムです。

住宅に加えて、サービスアパートメント、オフィス、商業スペースなどで構成されています。Koh Pich内のビジネス施設や国際学校に近く、Tonle BassacやAEON Mall Phnom Penh方面へのアクセスにも優れています。

2017年に完成しており、スタジオから3ベッドルームまで幅広い間取りを備えている点も特徴です。

  • エリア:Koh Pich
  • 地上33階・2棟構成
  • 約500戸
  • 2017年完成
  • スタジオ~3ベッドルーム
  • プール、ジム、サウナ、共用ラウンジなどを完備
  • 弊社掲載賃料:月額500ドル台から

プノンペンの物件選びはエリアの比較から

プノンペンでは、同じエリア内でも通りや建物によって、交通量、周辺環境、管理状態、家賃が異なります。

不動産投資の場合は、現在の価格だけでなく、想定する入居者層、賃貸需要、管理体制、将来の売却まで確認することが重要です。

アンナアドバイザーズでは、プノンペンの物件購入から賃貸募集、入居者対応、物件管理、売却まで一貫してサポートしています。

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現地在住の担当者が、ご希望や予算に合わせて物件をご案内します。

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荒木杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

代表取締役 / 宅地建物取引士 / 宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第99967号
所属団体:一般社団法人RE AGENT 理事長 / 一般社団法人東京ニュービジネス協議会(NBC) / 公益社団法人全日本不動産協会
1984年生まれ、東京都出身。大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外の国際不動産サービスを展開。
著書:東南アジア投資のラストリゾート カンボジア (黄金律新書) 新書 幻冬舎
   はじめての海外不動産投資