

カンボジアの有力英字紙「Khmer Times」(クメールタイムズ)にて、弊社代表・荒木のインタビュー記事が掲載されました。
記事内では、現在のカンボジア不動産市場の展望や、今後の成長可能性について前向きな見解を述べています。現地に根差した視点と、日本とカンボジアをつなぐ橋渡しとしての役割についても語っております。
ぜひ以下のリンクよりご覧ください。
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和訳を下記に記載しております。
今後ともアンナアドバイザーズをどうぞよろしくお願いいたします。
「Khmer Times」は、カンボジアで発行されている主要な英語新聞で、現地の経済・ビジネス・不動産分野において特に信頼を集めているメディアです。外国人投資家やビジネスパーソンを主な読者層としており、カンボジア国内外の注目企業や経営者へのインタビューを数多く取り上げています。
▷Khmer Times
記事和訳
アンナアドバイザーズ:カンボジア不動産市場に強気な見通し
プノンペンに拠点を置く大手不動産アドバイザリー会社のひとつである Anna Advisors Co Ltd(アンナアドバイザーズ株式会社) は、2013年からカンボジアに在住している日本人、荒木アンナ 氏の発案で設立されました。
同社は、主に日本からの顧客を中心に、多数のクライアントに対して不動産投資や売買に関する専門的なアドバイスを提供しています。
「私たちは、高級コンドミニアム、オフィス、ホテルの販売と管理を専門としています」とアンナ氏は語ります。
アンナ氏は、プノンペンに来た当初から、カンボジアにはシンガポールのように成長する可能性があると確信していたと言います。
「2013年にプノンペンでコンドミニアムを購入し、すぐにキャピタルゲインを得ることができました。この経験が都市の成長性に対する自信を深め、不動産会社の設立に至りました。」
建築一家に生まれた起業家
若き起業家アンナ氏は、自身の家庭環境がビジネスに活かされていると述べます。
「父は一級建築士で、母も住宅業界で働いていました。間取り図や建築模型に囲まれて育ち、建物やデザインがずっと好きでした。」
また、カンボジア人が革新や新しいスキル・技術への意欲を持っていることから、将来的に日本のような高品質な建築基準が導入されることを期待していると話しています。
日本人投資家が主要顧客
アンナアドバイザーズの顧客の大多数は日本人です。
「当社の不動産販売は主に日本からの投資をターゲットにしています。顧客は必ずしも日本人だけではありませんが、日本人向けの販売実績は豊富です。」
同社はアメリカにも拠点を持ち、アメリカやシンガポールの機関投資家からも投資の問い合わせを受けているとのこと。
「カンボジアで不動産を購入する投資家の多くは、インカムゲインやキャピタルゲインを目的としています。だからこそ、私たちは高級物件に注力しています。日本人投資家の購入した物件に住む外国人のニーズを理解しているからこそ、適切な物件を提案できるのです。」
カンボジアとの出会いと市場の可能性
約12年前にプノンペン国際空港に降り立った瞬間を「運命的な出会いだった」とアンナ氏は振り返ります。
「2012年に日本のSBIグループで勤務していた頃、東南アジアの投資環境を調査していました。当時のカンボジアに関する情報は限られており、現地を自分の目で見ようと訪れました。投資環境の開放性、ドル化の進展、送金制限がない点に大きな感銘を受けました。」
「一方、賃貸物件の入居者は外国人が多く、日本人は少数です。カンボジア人も当社の物件を借りています。」
中国の減速、日本の遅れと米ドルの優位性
中国からの投資が減速する中で、日本の投資家だけではその穴を埋められないとアンナ氏は警鐘を鳴らします。
「多くの日本人は海外投資の概念にまだ慣れていないのです。そのため、資産のほとんどが円に集中しており、円安が進むと資産価値が下がってしまいます。」
「だからこそ、為替変動の影響を受けない資産形成を推奨しています。米ドル建てで投資できるのは大きな強みです。」
さらに、「日本に対して投資意欲を持つカンボジア人や外国人も増えており、日本への不動産投資もサポートできます」と語ります。
品質へのこだわりとグローバル展開
アンナアドバイザーズは、不動産管理や転売サポートも提供しています。
「たとえ1平方メートルあたりの価格が安くても、入居者がすぐに退去するような低品質物件は取り扱いません。市場の需給バランスを慎重に見極めています。」
「現在は小型コンドミニアムの価格が手頃で購入しやすいですが、貸し出しが難しいためおすすめしていません。」
同社は、アメリカ、ASEAN諸国、ドバイでも不動産の売買を支援しています。
また、アンナ氏はYouTubeチャンネル『令和の虎(Tiger Funding)』にも投資家として出演しており、日本の「マネーの虎」やアメリカの「シャーク・タンク」に触発された番組です。
カンボジア市場への期待
「私自身、プノンペンにいくつかのコンドミニアムを所有しており、10〜15年は保有する予定です。カンボジアは長期的に成長を続けると信じています。」
「プノンペンには新空港の開港が予定されており、フン・マネット首相の外交手腕によって、さらに外国からの投資を呼び込む可能性があります。」