オーストラリア不動産投資での永住権獲得が廃止!オーストラリア移住を徹底ガイド

執筆者:荒木 杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

2024年7月まで、オーストラリア不動産を一定額以上購入した場合に永住権が付与されるという特典がありましたが、制度の改正に伴い当該措置は廃止されました。
現在、オーストラリアで永住権ビザを取得する方法は3通りです。

今回は、オーストラリアに移住したい方向けに、金額以外での永住権の獲得方法や現地で生活する際のメリット・デメリットなどを詳しく解説します
オーストラリア移住におすすめの都市もご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

オーストラリア不動産購入で付与される「188ビザ」は2024年7月で廃止

かつて、オーストラリアでは一定額以上の不動産投資をした場合の特典として、188プログラムとよばれる投資家ビザを発行し、該当者には永住権が付与されていました。
188プログラムの主な条件は以下のようなものでした。

  • 投資家:投資家として相当の実績があり、オーストラリアいずれかの州に250万AUD(1AUD100円=2億5,000万円)を5年間投資維持した54歳以下の永住希望者
  • 上級投資家:オーストラリアいずれかの州に500万AUD(1AUD100円=5億円)を5年間投資維持した永住希望者

そのほかにも細則がありましたが、制度そのものが廃止されたため、ここでは割愛します。

不動産を購入してオーストラリア永住権ビザを獲得できるため、潤沢な資金のある投資家にはメリットの大きい制度でしたが、2024年7月をもって当制度は廃止されています。
現在、オーストラリア不動産を購入しても金額に関わらず、現地に在住できる期間は有限なので注意しましょう。

オーストラリア永住権を獲得できるビザは現在3種類

オーストラリアで永住権を獲得できるビザは3種類あります。
オーストラリアで永住権を得るための条件について、詳しく解説します。

技術独立永住ビザ | 特定の資格や英語力が必要

技術独立永住ビザにはさらに3種類があり、以下のような条件が設定されています。

名称条件ビザ取得費用
技術独立永住ビザ①技能審査に合格(65ポイント以上)
②45歳未満
③MLTSSL(技術職リスト)の資格・技能を保持
④IELTS(英語技能検定)のスコア6.0以上
約40万円
技術指名永住ビザ①技能審査に合格(65ポイント以上)
②45歳未満
③MLTSSL(技術職リスト)・STSOL(短期技能職業リスト)の両方に記載があること
④IELTS(英語技能検定)のスコア6.0以上
約40万円
地方移住技術就労ビザ①オーストラリア州・準州か地方からノミネートできる親族が必要
②指定された職業リストから条件に合致すること
約40万円

技術独立永住ビザはスポンサーを必要とせず、自力で取得できます。
技術独立指名ビザは、オーストラリア州・準州からのノミネートが必要です。
地方移住技術就労ビザは、地方に技能者を派遣する目的で制定されたもので、5年後に条件を満たせば永住ビザへと切り替えられます。

いずれのビザも、調理師・職工人・パイロットなどの職業から基準を満たす技能を持ち、一定の英語力を必要とするのが特徴です
ビザによっては年齢制限が設定されています。

パートナービザ | 婚姻または事実婚関係のパートナーが必要

パートナービザは、オーストラリア国民またはオーストラリア永住権対象者のパートナーとの関係性の証明によって付与される永住ビザです。
パートナーとの結婚証明または未婚のパートナーが6ヶ月以上同棲していると証明できる場合、「subclasses820・801」ビザをセットで申請します。
「820ビザ」は暫定的に居住権を認めるもので、2年間経過して問題ないと判断されると、永住ビザである「801ビザ」に昇格します。
婚姻から2年経過していたり、パートナーとの間に2人の子どもがいたりした場合は、直接801ビザを取得することも可能です。

そのほかの条件は以下のようなものです。

申請条件
(本人)
①パートナーがオーストラリア国民または永住権取得者か条件を満たすニュージーランド人であること
②パートナーとの関係を維持し、オーストラリアに継続的に居住する意思があること
③申請者本人・パートナーがお互いを熟知しており、満18歳以上であること
スポンサー条件
(パートナー)
①オーストラリア国民または永住権取得者か条件を満たすニュージーランド人であること
②永住権取得者の場合、取得後2年以上が経過していること
③過去2年以内にスポンサー経験がないこと
④家庭生活を送れる経済的基盤があること
⑤過去に家庭裁判所の裁判記録がないこと

申請者本人・パートナーの両方に条件が課されており、申請のための必要書類を用意する必要があります。
パートナーとの関係性と定義が少し曖昧であることや、偽装結婚など虚偽の申請があるためか、審査基準は厳しくなりやすい傾向にあります

就労ビザ | スポンサー企業からのノミネートが必要

就労ビザはスポンサーとなる企業からのノミネートが必要な短期ビザで、有効期限は2年または4年です。特定の職種が対象となり、MLTSSLリスト記載の職業で4年、STSOLリストの職業によるビザは2年間有効です。

対象となるのは、麻酔科医や会計士などの専門的な技術や知識が必要となる職業で、前述の技術独立永住ビザを取得するという選択肢が考えられます。
そのほかにも以下のような条件が設定されています。

  • ビザ申請時点で45歳未満であること
  • 規定以上の英語力(IELTS6.0以上など)があること
  • 移民職業リストに掲載された技術者で、技術査定審査の合格者であること
  • 移民局の審査を通過していること

職業が限られているほかに語学力や技術力も必要となり、取得までのハードルが高いビザといえるでしょう。

不動産購入または賃貸によるオーストラリア移住は可能

オーストラリアでは不動産購入に伴う永住権の獲得はできなくなりましたが、物件を賃貸または購入したうえで移住することは可能です。
そもそも、オーストラリア不動産購入で永住権を取得できるのは、購入額が最低250万AUD(約2億5,000万円)とかなりハードルが高いものでした。オーストラリアの永住権ビザとしては、必ずしも取りやすいものではなかったかもしれません。

現在取得できる3種類の永住権ビザも、条件が限定されていたり審査基準が厳しかったりするため、容易に獲得できるものではないです。
永住権にこだわらなければ、必要額とされていた250万AUDよりも安い金額で移住できるため、今回の改正はそれほど不利ともいえないでしょう。

オーストラリアは観光だけでなく、移住先としても人気の高い国です。まずは現地の不動産仲介業者に問い合わせて、予算に合わせた物件を探してみてはいかがでしょうか

オーストラリア不動産を購入する際の注意点5選

オーストラリア移住目的で不動産を購入する場合、いくつかの注意を押さえておきましょう。

物件の価格が非常に高額

オーストラリアでは移民が増加し続けており、豊富な労働力や天然資源などが原因で好景気が続いています。
国内経済がインフレ状態なのに加えて、人口の大半が特定の都市に集中しているため、不動産価格が高騰しています。
戸建てと集合住宅を合わせた不動産価格の平均額は、日本円に換算して約7,000万円と非常に高額です。

賃貸物件も同様に価格が高騰しており、2LDKほどの間取りの家賃月額が30〜60万円台になるエリアも珍しくありません
他国と比べても住宅価格はかなりの高額で、移住の際にも大きな支出になりがちです。

物件が供給不足

オーストラリアは非常に広大な国土を有していますが、山岳や密林・砂漠など居住に適さない地形が多いです。
人口の大半が、地形が平坦で気候が温暖な東部海岸部に集中しています。
都市部に人口が偏っているため、住宅入居率が99%に上るといわれており、需要過多の状態です

海外からの移住者が増え続けた場合、都市部の住宅需要はさらに大きくなるため、住宅の供給が今よりも不足する可能性があります。
物件価格が高いのに加えて、物件への入居自体が難しくなるかもしれません。

物件購入時に際して原則的に弁護士が必要

オーストラリアでは、物件の購入時に原則として売り手・買い手の双方が弁護士から契約内容の説明を受ける必要があります。
詐欺や購入後のトラブル防止を目的としたもので、クリーンな取引ができるというメリットがありますが、同時に弁護士選任の手間が発生します

契約成立時には弁護士に報酬を支払うので、その分の費用も予算に入れておきましょう。
弁護士報酬は1000AUD(1AUD100だと10万円)が相場です。

ヘリテージ・リスト物件の増改築は禁止

オーストラリアでは、歴史的価値のある建造物保護の観点から「ヘリテージ・リスト」を設定しています。
ヘリテージ・リストは直訳すると「遺産リスト」となり、リストに指定された建造物の増改築が不可能です。

購入した物件がヘリテージ・リストに該当していた場合、建て増しや補修が自由にできないので要注意です。

物件を所有期限はビザの有効期間内に限定

オーストラリアでは、国内に居住する外国人が購入した物件を所有できる期限は、ビザの有効期間内と定められています。
ビザの有効期限を超えて物件を所有することができず、期限後は物件を売却しなくてはなりません

オーストラリア不動産購入での永住権獲得は不可能になったため、居住年限を超えて現地に移住したい場合は、以下のような対応が必要です。

  • ビザを延長する
  • FIRB(豪州外国投資審査委員会)の許可を得る
  • 永住権を取得する

永住権ビザを取得していない不動産購入者は、現地に在住できる期間が限られている点に注意しましょう。

オーストラリア移住のメリット5選

オーストラリアは海外からの移住者が多く、移住によるメリットが多くあります。
ここでは、オーストラリアに移住するメリットを5つご紹介します。

永住権取得者への社会保障などが手厚い

オーストラリアで永住権ビザを取得すると、オーストラリア国民と同等の手厚い保障を受けられます。
オーストラリアで永住権を取得した場合、以下のようなメリットがあります。

  • 国民年金を受給できる(単身者は約20万円、夫婦は1世帯約30万円)
  • 失業保険や生活保護費を受け取れる
  • 住宅購入や子どもの出産で支援金が支払われる
  • 起業できる
  • ローンの審査に有利になる

永住権の取得は条件が厳しいのですが、取得できるとさまざまなメリットがあります

移民政策が活発で外国人が受け入れられやすい

オーストラリアでは移民受け入れを積極的に推進していたという背景があり、国内人口は多様な人種で形成されています。
国内人口の約半分が移民といわれており、海外からの移住者に歓迎的な土壌があります
アジア人種である日本人が移住しても、特別悪目立ちしたり差別を受けたりする可能性は低く、国籍や人種の違いによる不当な扱いは少ないでしょう。

国民の所得水準が高い

オーストラリアでは好景気が続いており、国民の平均所得が高くなっています。
「salary explorer2024」によれば、日本の給与所得平均が516万円なのに対し、オーストラリアは912万円です。(中央値は日本が472万円、オーストラリアが801万円)
オーストラリア労働基準局では、アルバイトの最低時給を23.23AUD(1AUD100=2,323円)に規定しています。
会社員の給料、アルバイトの時給ともに高額なので、現地で職を得ると日本よりも高い収入を得られる可能性が高いでしょう。

治安が良好で安全に暮らしやすい

移民が多く都市部に人口が集中しているオーストラリアですが、治安は良好な状態にあるといわれます。
外務省の海外安全ホームページでも、オーストラリア全土が渡航に問題のない地域とされています
オーストラリアに長年在住している方のブログ等でも、身の危険を感じる犯罪には遭遇していない旨の記事がみられました。
警察機構は健全に機能しており、日中は女性が安全にひとり歩きできる治安状況といわれています。

ただし、シドニーなどの大都市ではスリや置き引きといった犯罪が報告されており、他国と同じく最低限の注意は払う必要があるでしょう。

気候が快適で過ごしやすい

国土の広大なオーストラリアは、地域によっても気候が異なり、主要都市は以下の気候帯に分類されます。

  • シドニー・キャンベラ・メルボルン・アデレード・パース・ホバート:温帯性気候に属し、日本と同じく四季がある。ただし、日本とは季節が逆転している。
  • ブリズベン:亜熱帯性気候に属し、年間を通して雨が少なく冬季でも日中は半袖で過ごせる。
  • ダーウィン・ケアンズ:熱帯性気候に属し、冬季となる日中は半袖で過ごせる。11〜3月は雨季となる。

温暖な地域が多く、地域によっては冬季でもそれほど寒さを感じないでしょう。
また、都市部では地震がほとんど発生しないため、日本に比べて地震による災害リスクは格段に少ないのが特徴です。

オーストラリア移住のデメリット5選+α

オーストラリア移住には、不便な側面もあります。
デメリットにも目を向けて、移住を総合的に検討しましょう。

物価が全般的に高い

オーストラリアは好景気が続いており、所得の水準が高いのですが、物価も全般的に高いです。
以下の表は、日本(東京)とオーストラリア(キャンベラ)の物価を比較したものです。

品目平均価格日本との比率
安いレストランでの食事4,997円500%
一般的なレストランでの食事(2・3名コース)20,396円291%
マクドナルドのバリューセット1,530円191%
国産生ビール(500ml)1,428円286%
カプチーノ(レギュラー)612円125%
コーラ(330mlボトル)408円236%
水(330mlボトル)408円355%
ボトルワイン2,142円195%
タバコ(マルボロ20箱)4,079円680%
牛乳(1リットル)306円131%
食パン(500g)408円153%
白米(1kg)306円62%
鶏ささみ(1kg)1,326円123%
牛モモ肉(1kg)2,346円76%
りんご(1kg)510円63%
バナナ(1kg)408円107%
トマト(1kg)918円126円
じゃがいも(1kg)408円96%
レタス(1個)408円195%
片道チケット(現地交通機関)510円255%
タクシー1km(通常料金)306円73%
ガソリン(1リットル)204円118%
85㎡アパートの光熱費・ゴミ処理39,670円145%
通話と10GBのデータ通信を含む携帯電話の月額プラン5,201円136%
インターネット(60MPS以上、データ無制限)10,912円225%
フィットネスクラブの大人1人月額料金10,300円114%
ジーンズ1本(リーバイス501)14,481円188%
サマードレス1着(ZARAなど)13,257円248%
メンズビジネスシューズ28,045円236%
幼稚園(終日、子ども1名)280,751円371%
シティセンターのアパートメント(1ベットルーム)280,037円187%
市内中心部のアパート購入価格(1㎡あたり)1,246,196円101%
住宅ローン金利(20年固定)年利6.3%374%
※データ計測は2024年4月で、1AUD=101.98円で算出されています。
出典:「World Invest オーストラリア物価調査」

ほぼすべての品目の価格が日本を上回っており、生活必需品である食料品なども高額です。
自炊で食費を抑えようにも、食料品自体が高額なので、節約がしづらい状況です。
さらに国内全般で住宅価格も高騰しており、大きな負担になりやすいでしょう。

病院での診察が受けづらい

オーストラリアでは病院の診察を受ける際は、まず総合病院で受診し、医師の判断で症状に応じた病院を紹介するという医療体制が採られています。
総合病院や紹介先の病院の予約がすぐに取れないことが多く、日本のように即日受診できない可能性があります。

症状に応じて診療科目が細分化しており、即日受診できる日本の医療体制と比べると不便を感じやすいかもしれません。

英語が話せないと生活しづらい

オーストラリアは複数の人種が入り交じる多民族国家ですが、公用語は英語です。
オーストラリア移住生活を支障なく送るうえで、日常会話程度の英語は話せたほうが生活を送りやすくなるでしょう。

英語が話せないと生活を不便に感じやすいほか、現地で職を探す際のハンデにもなりえます
ワーキングホリデーなどに応募した際、英語圏のワーカーが優先的に採用されてしまい、収入を得る手段がなく生活に支障を来したというケースもあるようです。

サービスの水準が日本ほどは高くない

オーストラリアは文化的背景や商習慣が日本と異なっており、日本と同等のサービスは期待しにくい面があります。

例えば、オーストラリアでは売り手と顧客は対等という考えがあり、日本とは接客の性質が異なるかもしれません。
電車などの交通機関が1分のズレもなく到着するのも稀有な事例で、予告なく遅延したり突然行き先が変わったりすることも珍しくありません。
宅配便の時間帯を指定しても、指定時間と違う日時になることも往々にしてあります。

日本と同等のサービスを受けられるとは考えず、大らかな気持ちでいたほうが、現地での生活にストレスを感じづらくなるでしょう。

紫外線が強い

昨今、オゾン層の破壊により地球温暖化が進行しています。
オーストラリアはオゾン層の下に位置しており、日本の5〜7倍の紫外線量が注がれているといわれるほど日差しが強いです。
紫外線が強烈なため、日焼けはもちろんのこと、皮膚がんなどのリスクも高まります

大自然のなかで多彩なアクティビティを楽しめるのもオーストラリアの魅力ですが、紫外線対策には充分な注意を払ったほうがよいでしょう。
なお、紫外線は夏の晴れた昼間だけでなく、冬や夜間・曇りや雨の日にも発生しているので要注意です。

番外編 | オーストラリアの虫は大きい?

オーストラリアの温暖な気候や豊かな自然は、人間だけでなく虫や動物にとっても快適な環境です。
ネットなどで一部誇張されている表現はあるものの、オーストラリアには日本よりも大型な虫や動物が多いのは確かです。
オーストラリアの住宅は日本よりも密閉性の低い造りが多く、虫や小動物が侵入しやすいです。
一般住宅に出やすい虫や小動物には、クモ・ゴキブリ・ヤモリなどが多いようです。

ただし、物件の状態やエリア・季節によっても虫の出やすさは異なります。
虫が苦手な方は、不動産業者に相談のうえで虫の出にくい物件を探したり、対策グッズなどを揃えておくとよいでしょう。

なお、見た目の不快感だけでなく、人間に有害な虫や小動物には注意が必要です。

  • :地域によっては疫病の媒介となる。
  • ミジー:サンドフライとも呼ばれるハエに似た虫で、刺されると強烈な痒みがある。海辺などの水際に多く棲む。
  • クモ:セアカゴケグモはオーストラリア原産の有毒種で、噛まれると痛みや腫れなどの症状がある。高齢者や乳幼児は重症化リスクあり。
  • シロアリ:木材への食害により家屋を傷める。オーストラリアに多数棲息しており、特に築年数の古い住宅への被害が大きい。

見た目のインパクトだけでなく、有害な生物が棲息している点を覚えておきましょう。

オーストラリア移住におすすめの都市5選

ここでは、オーストラリアに移住する際におすすめしたい都市をご紹介します。
オーストラリアは特定の都市に人口が集中しており、ほとんどの物件が国内主要都市にあります。
なお、各都市の住宅平均価格は「SQMリサーチ」を参照しています。

シドニー | オーストラリアの中心的存在

シドニーはオーストラリア最大の都市で、文化・経済の中心的な存在です
シドニーの人口は約530万人で、国内人口の約2割がシドニーに在住しています。
大規模なビジネス街もあり、ワーキングホリデーでも代表的な都市です。

シドニーの住宅価格は2LDKが約52万円とオーストラリア国内でも特に高額です
今後も住宅価格は上昇すると予測されており、シドニーに移住する際は、住宅価格の負担を考慮しておきましょう。

メルボルン | 発展が目ざましいオーストラリアの第二都市

メルボルンはシドニーに次ぐオーストラリアの大都市で、人口は約500万人です。
シドニーに比肩するほどの発展を遂げており、経済活動も活発です
シドニーと同じ温帯に属しており、気候的にも過ごしやすいでしょう。

都市の発展に伴って住宅価格が高騰しており、シドニーを少し下回るものの、2LDKが約36万円と相場は高額です。
メルボルンに移住する場合も、住宅価格を含めて生活費が高額になりやすい点に注意しましょう。

ブリスベン | ゴールドコーストへのアクセスが至近

ブリズベンはオーストラリア第三の都市で、人口は約400万人です。
国内屈指のリゾート地であるゴールドコーストから近く、リゾート関連の事業が活発です
熱帯性気候に属しており、一年を通して温暖で過ごしやすいでしょう。

リゾートエリアということもあり、ブリズベンの住宅価格も約38万円と高騰状態にあります
バカンスを楽しむ観光客の滞在も多く、年間を通して賑わいやすいエリアといえます。

パース | 自然あふれる西部の中心都市

パースはオーストラリア西部の中心都市で、西部人口の大半がパースに在住しており、人口は約200万人です。
都市周辺部にも自然が多く、東海岸よりも落ち着いたビーチは穴場スポットとして定評があります。
パースは温帯に属しており、穏やかな気候と豊かな自然に恵まれた都市です

西部居住者の大半がパースに集中しており、住宅価格は2LDKが約34万円で、3年間で15%の価格増とかなりの上昇傾向にあります。
西部の人口が集中していることから、今後も住宅価格は高騰状態が続くと予想されます

ダーウィン | アジア移民の多いエスニカル都市

ダーウィンはオーストラリア北端部に位置しており、人口は約8万人です。
ほかの大都市と比較すると小規模ですが、先住民のアボリジニや、アジア圏の移民などが多く居住しています。
オーストラリア国内でも民族情緒の色濃い都市で、ダーウィンならではの魅力があります
ダーウィンは亜熱帯気候に属しており、年間を通して薄着で過ごせます。

ダーウィンの住宅価格は2LDKが約22万円で、オーストラリア国内では比較的安価ですが、他国と比較するとやはり住宅価格の水準は高いといえるでしょう

アンナアドバイザーズ経由でオーストラリア移住に伴う物件探しをサポート

弊社はカンボジアの不動産を中心に取り扱っておりますが、オーストラリア不動産の仲介もサポートしております。
現地で長年の実績を誇る日豪プロパティソリューションズと業務提携しています。
日豪プロパティソリューションズは、現地スタッフ全員が日本人で、業界歴15年以上のエキスパート集団です。
オーストラリア物件の売買・賃貸を行うほか、契約に必要な弁護士の手配や状況に応じて現地ローンの斡旋など、不動産にまつわる業務を総合的に扱っています。

弊社では日豪プロパティソリューションズと合同でオーストラリア不動産セミナーを開催しているほか、弊社経由で物件仲介もサポートしております
オーストラリアで物件をお探しの方は、ぜひ弊社までご連絡ください。

オーストラリア以外の国でも不動産購入で永住権を取得可能

オーストラリアでは不動産投資による永住権ビザは廃止されましたが、オーストラリア以外にも不動産投資で永住権を取得できる国は以下のように多くあります

国名必要最低投資額付与される権利審査に必要な期間の目安
ニュージーランド500万NZD
(約4億5,700万円)
永住権半年~1年間
アメリカ80万USD
(約1億2,000万円)
永住権47~71ヶ月
スペイン50万ユーロ
(約8,200万円)
長期滞在ビザ
(永住権も取得可)
1~2ヶ月
ポルトガル35万ユーロ
(約5,700万円)
長期滞在ビザ
(永住権も取得可)
1~2ヶ月
ギリシャ25万ユーロ
(約4,100万円)  
永住権半年
アイルランド100万ユーロ
(約1億6,000万円)
長期滞在ビザ8ヶ月
フィリピン2万USD
(約300万円)
長期滞在ビザ2~3ヶ月
タイ60万バーツ
(約260万円)
長期滞在ビザ1~2ヶ月
マレーシア100万リンギット
(約3,400万円)
長期滞在ビザ半年
シンガポール250万SGD
(約2億9,000万円)
永住権半年~1年間
ドバイ100万AED
(約4,200万円)
長期滞在ビザ1ヶ月
※必要最低投資額の日本円表記は、記事執筆時の為替レートを基に算出しています。

長期滞在ビザは期限こそあるものの、永住権に近いビザで、永住権よりも取得のための条件が緩やかになりやすい傾向があります。
不動産投資で永住権を取得したい方や、国は決めていないものの海外移住を検討されている方は、上記の国から検討されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

オーストラリアでは、一定額を超える不動産投資を行った投資家に永住権ビザを発行していましたが、当該制度は廃止されました。
現在、オーストラリアで永住権ビザを獲得するには、特定の技能者やオーストラリア国籍のパートナーを有することなど条件が限定されています

不動産投資による永住権は獲得不能になったものの、必要金額が億単位と、元々ハードルが高いものでした。
物件を賃貸または購入し、ビザを更新しながらオーストラリアに移住することは可能です。
オーストラリアに惹かれて移住を選択する人は増え続けており、永住権という特典がなくても魅力的な移住先といえます
オーストラリア移住を検討されている方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。

一覧に戻る

記事をシェア:

荒木杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

代表取締役 / 宅地建物取引士 / 宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第99967号
所属団体:一般社団法人RE AGENT 理事長 / 一般社団法人東京ニュービジネス協議会(NBC) / 公益社団法人全日本不動産協会
1984年生まれ、東京都出身。大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外の国際不動産サービスを展開。
著書:東南アジア投資のラストリゾート カンボジア (黄金律新書) 新書 幻冬舎
   はじめての海外不動産投資