執筆者:荒木 杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

ドバイは経済状況が好調で、積極的に移民を受け入れることで国内人口が増加しています。
ドバイの大きな特徴として世界有数の治安のよさが挙げられ、移住者が非常に生活しやすい環境です。
今回は、ドバイの治安状況や特に治安のよいエリア、安全性の高い物件の探し方のコツなどについて詳しく解説します。
移住前に整えておきたい安全対策についても詳しく解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
外務省の安全情報ではドバイの危険情報は「なし」
外務省のホームページでは、世界各国の治安・安全情報を確認できます。 2025年9月現在、ドバイ(アラブ首長国連邦)の治安については、以下のように外務省ホームページに「危険情報なし」と表示されています。

2025年6月にはイランとイスラエル間で空爆の応酬がありましたが、事態はほぼ沈静化しており、外務省も警戒情報を解除しました。
ドバイ(アラブ首長国連邦)について、2025年発表の世界平和指数ランキングでは52位となっており、前年から32位も上昇しました。
ドバイの警察機構は、優れた組織力や科学力・最先端の装備によって世界でも有数の犯罪検挙率を誇っています。
犯罪の罪状によっては当事者を国外追放し、再入国を認めないといった断固とした対応をとることで、犯罪への抑止力になっていると考えられます。
市内には24時間体制で多数の防犯カメラが作動しており、セキュリティ性が非常に高いのが特徴です。
ドバイ在住のメリット3選
治安状況が良好で、外国人の移住先・投資先として人気の高いドバイですが、ドバイでの生活には治安のよさ以外にもメリットがあります。
ここでは、ドバイに在住するメリットを3つ解説します。
税金が非常に安い
ドバイは積極的な移民受け入れ政策の一環として、国内在住者にとってメリットの大きい税制を導入しています。
ドバイの税金には、主に以下のような特徴があります。
- 個人の所得税・住民税は非課税
- 税金支払いのための確定申告が不要
- 法人税率は0〜20%
- 不動産のキャピタルゲインは非課税
特に所得が高いほど税率の低さによるメリットを受けやすいため、ドバイ移住者には高所得者・富裕層が多いのが特徴です。
富裕層向けの高額な物件が多く、不動産投資においても多額の収益が期待できます。
移民が多く外国人が受け入れられやすい
ドバイは積極的に移民を受け入れた結果、2025年現在のドバイ在住者は約9割が外国人移住者といわれています。
外国人が人口の大半を占めており、さまざまな人種が在住しているため、外国人が受け入れられやすい環境です。
在住者には富裕層・高所得者が多く、現地コミュニティ内で新たなビジネスがスタートする事例もあるようです。
インフラが整っており生活しやすい
ドバイは計画的に都市を開発しており、国内のインフラ整備が行き届いています。
海水淡水化技術によって水道水を不自由なく使えるほか、気候の関係から建物のほぼ全戸にエアコンが設置されています。
現地での主な移動手段は自動車ですが、道路も充分に整備されており、発達した道路網を利用した宅配サービスも活発です。
近未来を思わせる独自の景観ながら、生活が送りやすいように都市全体が緻密な計画のもとで発展しています。
ドバイで発生しやすい犯罪事例3選+α
世界的にみても治安が良好なドバイですが、犯罪の発生件数が0というわけではありません。
ここでは、ドバイで発生しやすい犯罪事例を3つご説明します。
スリ・置き引き・ひったくりなどの窃盗
ドバイで最も発生しやすい犯罪は、スリ・置き引き・ひったくりといった窃盗行為です。
特に繁華街や商業施設・観光地など、多くの人が集まる場所ではより注意が必要です。
慣れた相手だと、気づかないうちに貴重品を抜き取ってしまうかもしれません。
また、飲食店などで席にバッグなどを置いたまま離席した際に、荷物を持ち去られてしまう置き引きの事例も報告されています。
タクシーのぼったくり
ドバイではタクシーの配車サービスが活発で、アプリで手軽に利用可能です。
アプリによる配車サービスは前払いなのであまり問題ありませんが、ドライバーとの個人間でタクシーに乗車する場合は注意が必要です。
料金をドライバー個人と交渉する際に、高めの値段を提示されるぼったくり行為に遭う可能性があります。
また、メーター付きのタクシーでもわざと遠回りして料金を多く請求されるケースがあるため、ドライバーが最短ルートを選んでいるかを確認する習慣をつけるとよいでしょう。
主に女性をターゲットにした性犯罪
性犯罪は男性が女性をターゲットにした事例が多く発生していますが、ドバイでも同様の傾向がみうけられます。
ドバイの治安は非常に良好な状態にありますが、特に女性はトラブル防止のためにも露出度の高い服装を避けたほうがよいでしょう。
なかには、タクシードライバーから性的被害に遭った事例もあるので注意が必要です。
タクシーの安全性に不安がある方は、女性ドライバーが運転するピンクタクシーを利用するのもおすすめです。
SNSなどを介したロマンス詐欺
近年はFacebookなどのSNSを経由した外国人による、ターゲットの恋愛感情を利用した「ロマンス詐欺」が増加傾向です。
在ドバイ日本国総領事館の報告によると、ロマンス詐欺は、ドバイに在住している外国人と思われるアカウントからの友達申請やフォローなどがきっかけとなりやすいようです。
アカウントのアイコンには容姿の整った人物の写真が使用されているケースが多く、自身の身分を王族や医師などと称する場合もあります。
ターゲットからの反応があれば親密にメッセージを交わし、恋愛感情を抱かせた段階で金銭などを要求するのが特徴です。
金銭が必要な理由は、相手に会いに行くための渡航費や家族の手術費用など多岐に渡っており、金銭の授受後に連絡が途絶えるといったパターンが主流です。
魅力的な相手からのアプローチには気分が高揚しがちですが、詐欺の可能性を考慮し、金銭の受け渡しには特に慎重な判断をしましょう。
同様に、現地でロマンス詐欺のターゲットにされる可能性もあり、魅力的な異性からの突然のアプローチには注意が必要です。


ドバイ在住で注意したいポイント3選
ドバイは日本とは宗教・文化的な慣習が異なっており、現地ならではのルールがあります。
ここでは、ドバイ移住にあたって注意したいポイントを3つ解説します。
イスラム教の規範による特定の行動の禁止
ドバイではイスラム教の宗教規範から、以下のような特定の行動が禁止されています。
- 酩酊した状態で路上で大声を出したり、他人に絡んだりする行為
- メトロなどの公共交通機関での飲酒や居眠り
- 無断で他人を撮影
- ラマダン(断食)中の公然とした食事
- 婚姻関係のない男女の公然とした接触
ルールに反する行動をした場合、逮捕や罰金などの対象となることがあります。
なかには、ドバイで未婚のカップルがホテルに宿泊して摘発されたケースや、公共の場で抱擁やキスを交わした男女が処罰の対象となったケースがあるので要注意です。
ドバイは厳格なルールによって治安が良好に保たれている側面がありますが、日本では許容される行動が罰則の対象になり得るため、住みづらいと感じてしまうかもしれません。
飲酒に関する厳格なスタンス
ドバイはイスラム社会でありながら飲酒自体は可能なものの、宗教規範から飲酒には厳格なスタンスを示しています。
前述の通り、公共の場で酩酊して大声を出したり居眠りをするといった行動は処罰の対象となる可能性があるので要注意です。
また、ドバイではアルコール飲料に30%の酒税がかけられているため、お酒全般が高額になりやすいです。
アルコールを飲用できるのは、レストランやバーなどの特定の場所に限られており、路上など公共の場では飲酒できません。
飲酒に対してさまざまな制約があり、アルコール飲料全般が高額なため、お酒が好きな方には住みづらく感じられるかもしれません。
生活費は日本よりも高額になりやすい傾向
ドバイは経済状況が好調で移住者の平均所得が高いですが、その分、生活費も高くなりやすい傾向にあります。
特に移住者の増加に伴う住宅需要の過熱によって家賃が高騰しており、都市部の物件では月額賃料が約30万円という物件も珍しくありません。
固定費となる家賃が高額なので生活費を抑えづらく、ドバイである程度の水準の生活を送るには、単身者で年収500万円台〜が目安といわれます。
インターナショナルスクールなどの授業料が高額なため、子ども連れの家族の生活費はさらに高額になりやすいです。
裏を返せば、物件の入居率・家賃がともに高いため、不動産投資では多くの収益が期待できるといえます。
ドバイの生活費については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ドバイで特に治安のよいエリア
ドバイは国内全体で治安がよいですが、以下のエリアは特に治安状態が良好です。
- ダウンタウン
- ドバイ・マリーナ
- パーム・ジュメイラ
いずれのエリアもドバイ屈指の高級住宅街であり富裕層が多く生活しているので、貧困を原因とした犯罪が非常に発生しづらい環境です。
観光名所でもあることから、安全への対策が徹底しており夜間も人出が多いため、女性が1人でも安心して歩けます。
治安のよさや利便性の高さから、不動産の価格相場も高い水準にあります。
ドバイで治安に注意したい3つのエリア
ドバイは全般的に治安が良好ですが、一部には治安に注意したいエリアがあります。
ここでは、ドバイで治安に注意したいエリアを3つご説明します。
ドバイモール | スリなどの窃盗が多発
ドバイモールは世界最大級の複合施設で、敷地内には大型デパート・約1,000軒をゆうに超えるショップやレストランなどの施設が集まっています。
観光名所でもあり、連日多くの訪問客で賑わいますが、スリなどの犯罪が発生しやすいので注意が必要です。
ドバイモールだけでなく人の多く集まる場所では、バッグを身体の前に抱えたり、貴重品のズボンの内ポケットに入れるなどの対策を心がけましょう。
ディラ | 比較的所得の少ない移民が生活するエリア
ディラは歴史的に古い街ですが、ドバイのなかでは比較的所得の低い移民が集まりやすいエリアでもあります。
窃盗行為などの犯罪は、貧困が原因で発生するケースがあるため注意が必要です。
可能であればディラへの立ち入りは避け、特に徒歩での移動は控えましょう。
ソナプール | ぼったくりなどに要注意
ソナプールはディラと同じく、比較的所得の低い世帯が多く生活するエリアです。
一部の区画には所得の低い世帯が生活する集合住宅があり、ドバイのなかではあまり治安が良好であるとはいいきれません。
エリア内の一部店舗では、ぼったくりに遭う可能性もあるので注意が必要です。
ドバイの不動産を内見する際の重要ポイント3選
ドバイでは不動産投資・移住いずれの目的でも物件の質が非常に重要です。
ここでは、ドバイの不動産を内見する際のポイントを3つ解説します。
通学・通勤・買い物など生活上の動線
ドバイに移住する際、日常生活の安全は「動線」によって大きく左右されます。
通学や通勤・買い物などのルートは昼夜で人通りや照明が異なり、防犯カメラの設置状況にも差があります。
現地での安全性を確認するには、物件から目的地までのルートを実際に歩いて確認し、夜間でも安心できるかを検証しておくのがおすすめです。
前もって生活で使うルートを確認しておくことで、危険を未然に回避しやすくなります。
物件のセキュリティー対策の充実度合い
物件自体のセキュリティ性も、生活の安心感に直結しやすいです。
オートロックの有無や顔認証システムのほか、物件によっては来客時の受付手続きが整備されているかを確認しましょう。
また、物件内を巡回する警備スタッフの有無や、緊急時に警察と即時連携できる体制も重要です。
投資用の物件を選ぶ際も、立地だけでなく管理体制の質も忘れずにチェックしましょう。
駐車場・EV・共用部の安全性
セキュリティ性が高いとされる物件でも、駐車場やエレベータなどの死角になりやすい箇所は注意が必要です。
特に駐車場は監視カメラの死角が多く、窃盗やトラブルが発生しやすい傾向にあります。
エレベータや共用廊下のセキュリティも重要で、防犯カメラなどの設置状況が重要なチェックポイントです。
目につきづらい箇所を把握して事前に把握しておくことで、投資物件の見極めにも繋がります。
詐欺・トラブルへの対応策5選
ドバイ不動産は契約時に法的効力の高い書類を交わすためトラブルには遭いにくいですが、詐欺やオンライン犯罪などへの対策も講じておくことで、より安全性の高い取引が可能になります。
ここでは、ドバイ不動産投資・移住の際の詐欺・トラブルへの対応策を5つご紹介します。
高利回り案件・オフプラン物件・偽仲介を警戒
不動産投資家を狙う詐欺は、高利回りを強調する物件や、完成前のオフプラン物件の先渡し販売などで発生しやすい傾向にあります。
契約書や広告を精査するほか、無資格の仲介業者は利用せず、正規ライセンスを持つ仲介業者を厳選するのがベストです。
銀行・口座開設・送金でのなりすまし対策
海外不動産投資では、銀行や送金に関する被害も発生しがちです。
公式メールやメッセージアプリを装ったフィッシングは巧妙で、口座情報や送金先を盗まれるリスクがあります。
銀行口座開設時は必ず正規窓口を利用し、オンラインバンキングでは二段階認証を設定しておくことなどがポイントです。
SIMスワップ・ワンタイムパス悪用の予防
携帯番号を不正に乗っ取る「SIMスワップ」による詐欺は、資産家が特に狙われやすい手口です。
銀行のワンタイムパスワードを悪用されれば、大きな被害につながります。
PINロックを設定するなど、疑わしい通知には即時対応できる体制を整えておくとよいでしょう。
日常生活での安全を注意
日常生活でも、QRコードを用いた支払い詐欺や、中古マーケットプレイスでの詐欺事例は少なくありません。
不動産取引での送金は公式アプリや認定プラットフォームのみで行い、不審な取引は避けるべきです。
特に、ドバイ不動産は取引価格が高いため、オンライン犯罪での被害が大きくなりやすいです。
仲介事業者の信頼性をチェック
安全性の高い投資を実現するためには、「デューディリジェンステンプレ」を事前に用意しておくことが効果的です。
デューディリジェンステンプレとは、不動産仲介業者との取引に先がけて用意しておく質問リストのようなものです。
事業者のライセンスや評判・訴訟履歴などをチェック項目に設定しておくことで、仲介業者の信頼性を早い段階でチェックしやすくなるでしょう。


家族で移住する際に気をつけたい3つのポイント
家族でドバイに移住する際には、子どもを中心として家族でルールを設定しておくことで、安全性の高い生活を実現しやすくなります。
ここでは、家族でドバイに移住する際に気をつけたいポイントを3つ解説します。
学校の安全対策
子どもの教育機関を選ぶ際は、カリキュラムだけでなく安全体制を重視するのがポイントです。
入退館IDの導入やスクールバスでの送迎、外部来客の管理体制がしっかりしている学校は安全に対する意識が高いといえます。
実際に校内を視察し保護者の評判を確認することも大切で、教育環境の良し悪しは家族全体の生活に大きな影響を与えやすいです。
医療機関へのアクセス
ドバイには世界的にみても水準の高い病院が多いですが、緊急時にすぐにアクセスできる医療機関を決めておくことが重要です。
24時間救急対応の病院を事前にリスト化し、保険が適用されるか、キャッシュレス受診が可能かを確認しておくとよいでしょう。
高額な医療費を避けるためには、移住前に保障内容が手厚い保険への加入を検討するのがポイントです。
なお、ドバイは国民皆保険制度が導入されていないため、居住者は任意の保険に加入する必要があります。
外出先での子どもの安全性
家族で利用する機会が多いモールやビーチ・公園などは、人混みや観光客が多いため注意が必要です。
子どもが迷子になったり、見知らぬ人に誘われたりするリスクを把握しておきましょう。
家族で、はぐれた時の集合場所や連絡合図といったルールを決めておくと安心です。
日常生活でのルールを導入しておくことで、家族の安全性をより高く保ちやすくなるでしょう。
48時間で整う「安全対策7項目」
ドバイ移住に際して事前に対策をしておくことで、移住後の生活の安全性がより高いものになりやすいです。
ここでは、ドバイ生活のための安全対策を7つ解説します。
Dubai Policeアプリ・eComplaintを登録しテスト通報
ドバイの警察は、緊急時に位置情報と同時に即時通報が可能なアプリを導入しています。
移住直後に登録し、実際にテスト通報を行うことで操作に慣れておきましょう。
アプリは随時アップデートされるので、常に最新のバージョンにしておくことも重要です。
保険プランの検討・加入
ドバイには国民皆保険制度が導入されていないため、医療費や事故の賠償が高額になる可能性があります。
前もってご自身の予算に合った保険プランを検討しておき、移住直後に任意のプランに加入することで、万が一のリスクに備えやすくなります。
プランによっては医療費や薬代が無償になるなど、診療費を削減することも可能です。
自宅の防犯設定
オートロック物件などセキュリティ性の高い住居に入居する際にも、スマートロックや監視カメラなどを導入することで、住居の安全性をさらに高められます。
家族での移住の際は、非常キーの管理方法などを統一し、緊急時の対策を確認しておきましょう。
家族でのルールを設定
家族でドバイに移住する場合、夜間の帰宅時や外出時には家族で位置情報を共有し、簡単な合図を決めておくと安心です。
家族でルールを共有しておくことで、意思の伝達も迅速になりやすいでしょう。
小さな習慣を整えておくことで、大きなリスク回避につながりやすくなります。
通学・通勤ルートの昼夜リハーサル
ドバイの都市は全般的に治安がよいですが、昼間は安全でも夜は雰囲気が変わることもあります。
事前に昼夜両方でルートを歩いて確認し、危険箇所を把握することで万が一のリスクに備えやすくなります。
可能であれば、移住して早い段階でリハーサルしておくと効果的です。
緊急連絡カードの携行
万一の時に備えて、緊急連絡先を英語とアラビア語で記載したカードを常に携行しましょう。
緊急連絡カードの携行によって、病院や警察に迅速に意思を伝えられるようになります。
なお、ドバイの一部警察では、英語が通じづらいので注意が必要です。
近隣住民・管理会社との連帯
近隣住民や管理会社、物件のスタッフと早い段階で顔を合わせておくと、緊急時に協力を得やすくなります。
地域社会とのつながりを保っておくことも、安全対策の一環といえます。
家族でドバイに移住する際は、近隣住民の世帯構成も考慮しておくと安全性の高い環境を整えやすくなります。
トラブルに遭った場合は即時の連絡が重要
ドバイ移住の際、安全性の高いエリアや物件を選ぶほか安全対策を講じておくことは重要ですが、トラブルに遭った際は対応する機関にすぐに連絡しましょう。
ここでは、ドバイ現地の緊急連絡先をご紹介します。
緊急連絡先 | 警察・救急・消防
ドバイの警察に通報する際の番号は「999」です。
999に連絡するとオペレーターが対応するので、必要事項を伝えます。
救急は「998」・消防は「997」なのでセットで覚えておきましょう。
ただし、ドバイの現地警察はエリアによっては英語が通じづらく、アラビア語のみの対応になるケースがあるので注意が必要です。
在ドバイ日本国総領事館 | トラブルに日本語で対応
在ドバイ日本国総領事館は、パスポートの紛失や盗難といったトラブルに日本語で対応しています。
パスポートなどの重要書類に関するトラブルは、警察で証明書を発行してもらい、総領事館に届け出るという流れです。
在ドバイ日本国総領事館の連絡先は、以下の通りです。
- 住所:28th Floor, Dubai World Trade Centre, Dubai, United Arab Emirates
- 電話番号:+971 4-293-8888
- 受付時間:月〜木 8:00~15:00・金 8:00〜11:00
- メールアドレス:ryouji@du.mofa.go.jp(日本ビザ・旅券・各種証明書など)
- 公式サイト:https://www.dubai.uae.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
直接の訪問も可能ですが、窓口は原則として予約制なので、まずは電話連絡してみるとよいでしょう。
受付時間にも注意が必要です。
まとめ
ドバイは世界水準と比較しても治安状況が良好で、安全に暮らしやすい地域といえます。
ドバイは都市の機能性の高さや税金の安さなど多くの魅力があり、外国人移住者が増加しています。
治安の良好なドバイですが、窃盗などの軽犯罪が発生しやすい傾向にあるので注意が必要です。
また、日本とは規範が異なり、日本では許容される行動が処罰の対象となる場合があります。
ドバイ不動産投資・移住のいずれにおいても、物件のエリアやセキュリティ性は非常に重要です。
特に家族でドバイに移住する際は、家族間でのルールの共有などで安全性の高い生活を送りやすくなるでしょう。
ドバイで不動産を探す際は、信頼できる仲介業者が不可欠です。
弊社では確かな実績のあるドバイの不動産仲介業者と提携しておりますので、ドバイ不動産をお探しの際は、ぜひご連絡ください。



荒木杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社
代表取締役 / 宅地建物取引士 / 宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第99967号
所属団体:一般社団法人RE AGENT 理事長 / 一般社団法人東京ニュービジネス協議会(NBC) / 公益社団法人全日本不動産協会
1984年生まれ、東京都出身。大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外の国際不動産サービスを展開。
著書:東南アジア投資のラストリゾート カンボジア (黄金律新書) 新書 幻冬舎
はじめての海外不動産投資
