カンボジア不動産投資おすすめブログ5選!ブログから読み解く現地のリアル事情

執筆者:荒木 杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

不動産投資において、ブログは現地の事情を知る情報源のひとつになり得ます。
「ブログから何が分かるの?」と疑問に思われるかもしれません

更新頻度の高いブログからは新鮮な情報を得やすく、ブログを運用している業者は業界の情報に敏感な場合が多いといえます。
海外不動産投資に関するブログは、現地に根付いた情報を発信している可能性が高いです

今回は、カンボジア不動産投資でおすすめのブログを厳選してご紹介します。
気に入ったブログがあれば、ぜひ現地の情報収集にご活用ください。

カンボジア不動産投資には魅力・メリットが多数

おすすめのブログをご紹介する前に、カンボジア不動産投資の事情についてご説明します。
カンボジア不動産投資には主に以下のような魅力・メリットがあり、不動産投資家からの注目が集まっています

  • 米ドルによる資産保有が可能で、為替リスクを緩和しやすい
  • 利回りが約5〜10%と高水準で、収益を期待しやすい
  • カンボジア銀行の口座は預金利息が約5%と非常に高く、資産を増やしやすい

コロナ禍を除いて、カンボジアのGDP成長率は前年を上回っており経済状況が好調なため、様々なメリットを生み出しています。

覚えておきたいカンボジア不動産投資の3つのリスク・デメリット

カンボジア不動産投資には多くのメリットや魅力がありますが、リスクやデメリットも存在します。思わぬ落とし穴に陥らないよう、リスクやデメリットについても把握しておきましょう

①詐欺業者に遭遇するリスク

カンボジアは急速な経済成長を遂げていますが、不動産業者を含む市場がまだ未成熟な面もあり、なかには詐欺業者も存在します。

  • 家賃保証付きの物件を購入したのに、購入後に家賃収入が入ってこない
  • 家賃の送金が止まった後、売主からの連絡が途絶えた

上記のような事例に遭遇したケースもあり、日本国内よりも詐欺業者が多い側面は否定できません
日本人をターゲットにした手の込んだ詐欺もあり、ベテラン投資家といえども油断は禁物です。

②初期費用が回収できないリスク

カンボジア不動産業界では、建築工程にプレビルド方式が多く採用されています。
プレビルド方式は、建物の着工時に頭金を支払い、工事の進捗に応じて残金を支払うというものです。

デベロッパーの倒産などで工事が中断した場合、初期費用を回収できないケースもあります
工事の中断リスクを避けるには、大手デベロッパー開発による物件を選ぶ必要がありますが、個人だと見極めが難しいかもしれません。

③現地の視察が高コストなデメリット

現地視察にあたって、カンボジアへのアクセスは直行便で約7時間(2024年現在は運休中)、他国を経由すると最大で約10時間かかります。
空港から視察先までの移動も含めると、決して手頃なアクセスとはいえません。

渡航費用・現地での移動手段や宿泊先の確保など、金銭面・時間面の両方で相応のコストがかかると考えたほうがよいでしょう。
個人でも物件オーナーと交渉して視察は可能ですが、業者が開催する現地ツアーに参加したほうが、手軽で費用も安く済む可能性が高いです

カンボジア不動産投資のリスクを回避するための方法

カンボジア不動産投資にはリスクも伴いますが、以下にご紹介する方法を採ることで、リスクを大幅に緩和できるでしょう。

①信頼できる業者を選定

カンボジア不動産投資では、何よりも信頼のおける業界を探すのが重要です。
優良業者は、経営の安定した大手デベロッパーと提携し、安心して取引できる物件を厳選して仲介します

信頼できる業者を選ぶことで、詐欺リスクを回避でき、満足度の高い物件を手に入れやすくなります。

②現地を視察して物件を総合的に判断

カンボジア不動産投資で物件の良し悪しをジャッジする際、物件を直接見ることは非常に重要な判断材料になります。
特にカンボジアでは、周辺環境が入居率や集客状況を大きく左右します。
やはり現地に赴いて総合的な観点から物件を見定めるのがポイントですが、先に述べた通り視察時のコストが大きいのも事実です

業界が開催する現地ツアーは、渡航・移動・宿泊がワンセットになっており、個人で手配するよりも手軽で費用も安く済む可能性が高いです。
現地に根付いた業者であれば、ネットでは得られない裏事情なども教えてくれる場合があります

ぜひ業者のツアーを利用して、物件の雰囲気を鮮明に捉えてみてください。
弊社では、カンボジア在住経験もある代表・荒木が同行するツアーもございます

初心者が優良業者を見極めるのは時として困難

カンボジア不動産投資に伴うリスクを回避するためには、優良業者を選ぶのが重要だとご説明しました。
しかし、海外不動産投資の初心者にとっては、業者の良し悪しを判断すること自体が難しく感じられるのではないでしょうか

特に詐欺業者は一見信頼できるように見え、優良業者であるかのように振る舞うのも事実です。

優良業者を見極めるために、企業のサイトは有力な手がかりになります。
代表自身がサイト内でブログを定期的に更新している業者は、情報のキャッチアップに意欲的で、情報に対する責任感も強い傾向があります。
顔や実名を掲載したうえで情報発信をしている場合、より情報に対する信頼度は高くなるといえるかもしれません。

カンボジア不動産投資のおすすめブログ5選

前置きが長くなりましたが、カンボジア不動産投資で情報を得るためにおすすめのブログを厳選しました。
いずれのブログも、代表が理念や責任を持って確度の高い情報を発信しているという特徴があります

※各ブログの更新頻度・内容などについては、2024年6月現在の状況をもとにご紹介しております。

①カンボジア不動産ブログ | カンボジア不動産の第一人者による毎日投稿

「カンボジア不動産ブログ」は、カンボジア不動産のパイオニア的存在である谷俊二氏が運用しています。
「ジェット谷」の異名でも知られる谷俊二氏の経歴についてもご紹介します。

  • 著者の谷俊二氏は阪神淡路大震災をきっかけに起業
    「カンボジア不動産ブログ」の著者・谷俊二氏は同志社大学を卒業後、野村証券にてトップ証券マンとして勤務するなど華々しい経歴の持ち主です。
    1995年の阪神淡路大震災をきっかけに、復興支援を目的に不動産会社を設立します。
    兵庫県で不動産業・建設業・不動産投資業などを営んでおり、国内での会社経営のノウハウを活かし、海外への進出を果たします

  • カンボジア国内の不動産開発も手がける敏腕経営者
    谷氏は2013年にカンボジアを初めて訪れ、同年12月にカンボジア国内にて「タニチュウアセットメント」を設立します。
    タニチュウアセットメントは不動産売買および賃貸業・不動産投資業に加えて、不動産開発も手がけています。
    日本から進出してカンボジアで不動産開発も行うという快挙を成し遂げており、同社が開発した「Jタワー」は、以下のようにプノンペンでも最高級のコンドミニアムです。

    Jタワー1:24階建てのタワー型コンドミニアム
    Jタワー2:一等地BKK1(ボンケンコン1)に立地する43階建てのタワー型コンドミニアム

    いずれもわずか5週間で完売するという人気ぶりで、カンボジア国内でも屈指の好物件です。
    現在建設中の「Jタワー3」も、多くの不動産投資家や富裕層などの注目を集めています

  • 率直な意見を交えた最新情報を毎日投稿
    谷氏の「カンボジア不動産ブログ」は、毎日更新で現地の最新情報を届けるという非常に活発なコンテンツです。
    「Jタワー」などから撮影した絶景のほか、おすすめの飲食店や不動産開発にともなう工事の進捗状況など、現地の状況を知るのに大変参考になるでしょう。
    なかには、現地店舗の接客態度に問題を提起したり、不適切な活動を行っていると思われる個人や企業に苦言を呈したりと、率直な感想も綴られています。

    詐欺的な行為などネガティブな情報も含めて積極的に情報を提供しており、日本人不動産投資家のために有益な発信を心がけている姿勢が強く読み取れます

②アンナアドバイザーズ | カンボジア通の代表が発信する有益な現地情報

弊社代表の荒木も、当サイト内にてブログを更新しております。
僭越ながら、荒木の経歴および弊社の特徴についてご紹介させていただきます。

  • 弊社代表はカンボジアでの現地勤務をきっかけに起業
    荒木は国内の大手広告代理店を経て、SBIグループに転職し、カンボジアの金融機関で勤務しておりました。カンボジア現地での勤務を通じて、2013年、当国の魅力をより広めたいと考え起業に至ります。

    起業後、自身も不動産投資で資産形成をした経験があり、その際のノウハウをもとにお客様の不動産投資をサポートしております。
    また、荒木が金融機関に勤務した経験から、カンボジアでの銀行口座開設のお手伝いができる点も弊社ならではの強みといえます

  • 人気YouTube番組出演を活かしたユニークな企画は注目度大
    荒木は登録者100万人超えの人気YouTube投資番組「令和の虎」に出演中です。
    「令和の虎」は虎と呼ばれる投資家に志願者が事業プレゼンを行い、結果次第で資金援助や事業サポートなどを得られるというものです。

    番組には多岐に渡る業種の虎・志願者が出演しており、出演者との交流を通じて弊社の事業にもユニークな企画が誕生しております。
    例えば、キャビア事業を営む社長をセミナーのゲストに招き、ご参加者各位に獲れたてのキャビアをご提供しました。
    なお、同セミナーの様子は、上述の「カンボジア不動産ブログ」でも取り上げられました。(「カンボジア不動産ブログ」2024年6月10日投稿記事より

    「令和の虎」出演者とのパイプを活かし、他業種と掛け合わせた事業展開を行っている点から、業界内でもより注目度が高まっています

  • ブログでは現地物件情報・セミナーの様子などを中心にご紹介
    弊社のブログでは、現地物件の最新情報やセミナーの様子を中心にご紹介しております。
    弊社限定の特別なお部屋のご案内や、独自プロデュースの物件のご紹介もございますので、ぜひご覧ください。

    セミナーの様子については、写真付きで詳しくご紹介しております。
    どのセミナーもくつろいだ雰囲気になっておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。

    なお、弊社は東京・カンボジアの2拠点にオフィスを構えており、セミナー・ツアーの両方でお客様を手厚くもてなします。
    カンボジア現地コーディネーターと連携して、物件の管理や現地のご案内にも細心のサポートをご提供しております

③カンボジア経済ブログ | 現地の情報をオールジャンルに毎日発信

「カンボジア経済ブログ」は、タイトルからは少し専門的な印象を受けがちですが、グルメなどのカジュアルな情報も含めて現地を幅広く紹介するブログです。

  • カンボジア総合研究所の鈴木博氏が著者
    「カンボジア経済ブログ」は、カンボジア総合研究所(2010年設立)の代表・鈴木博氏が著者で、毎日投稿で現地の最新事情を積極的に紹介しています。
    鈴木氏は東京大学経済学部を卒業後、日本政府の機関でODA(政府開発援助)の関連事業に長年携わってきました。

    エコノミストでもある鈴木氏のブログでは、特にカンボジアの経済事情について非常に深い考察がなされており、投資家にとっても大いに参考になるでしょう。
    ブログ記事の毎日更新に加えて、経済情報などをまとめた週刊メールマガジンを継続的に配信している点も見逃せません。

  • WIN-WINの関係を目標にカンボジア不動産投資を推進
    鈴木氏はODAを通じてインフラ整備などを行ってきた経験から、カンボジア政府からの信頼も厚く、日本からの投資の誘致などの要請を受けています。
    右肩上がりの経済成長を続けるカンボジアは投資の対象としても魅力的で、カンボジア政府総合研究所では、日本とカンボジアの積極的な経済交流を後押ししています。

    鈴木氏は投資のリターンが期待でき、外資の誘致がカンボジアのさらなる発展に貢献できることから「WIN-WINの関係」構築のために、情報発信を行っています。
    専門家による経済的な観点から投資が推進されている点からも、カンボジアは非常に投資に適した環境だとご理解いただけるのではないでしょうか。

④センチュリー21カンボジア不動産ブログ | 業界大手が届ける現地事情

センチュリー21は、国内のみならず世界各国に拠点を持つ業界最大手レベルの業者です。

欧州を中心とした84の国と地域に、12,900の店舗と14万人超えのスタッフを擁する圧倒的な事業実績が特徴です。カンボジアオフィスでは、賃貸物件を多数扱っている点も見逃せません。
ブログ内では、現地の物件情報やグルメなどについて幅広く触れています。
投資家だけでなく、現地に移住したい方にも向けた情報発信を意識しているようです。

⑤カンボジアのおいしい情報局 | 女性投資コンサルタントが発信する日々の活動

「カンボジアのおいしい情報局」は、現地で投資コンサルタント業も展開する中尾みどり氏が著者のブログです。
中尾氏は日本・香港での就業経験を経て、2014年よりカンボジアに移住しています。
2016年にはカンボジア大手不動産会社よりヘッドハンティングを受けるなど、順調にキャリアアップを重ねています。

ブログでは日々の暮らしが中心に綴られており、現地での生活をイメージしやすいでしょう。
ブログのほか、FacebookやInstagramなどのSNSでも現地の様子を投稿しています。

ブログを運用している不動産業者は現地に根付いた情報を発信している可能性大

カンボジア不動産関連でのおすすめブログをご紹介しましたが、いずれのブログも現地に根付いた情報を発信しているという共通点があります。

ところで日本国内で物件を探す際、物件のあるエリアや物件そのものの事情に詳しい業者にサポートを受けたいのではないでしょうか。
海外不動産であればなおさらで、投資先の国の文化や経済事情が関わっていることから、より高度な判断がポイントとなります。

インターネットの情報だけでは分からない現地の事情を詳しく知る業者のサポートを受けることで、適切な物件を見極められる可能性が高くなるといえます。
ブログを閲覧することで、著者の考えやパーソナリティも把握しやすくなり、ご自身に合った業者を選ぶヒントにもなるでしょう。

まとめ

この記事では、カンボジアのタイムリーな情報を知る手がかりとして、おすすめのブログをご紹介しました。
責任感を持って現地の情報を発信している業者は、現地に根付いた適切な仲介を行える可能性が高いです

ぜひ、現地事情の把握や業者選びのヒントとしてブログをご活用ください。

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荒木杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

代表取締役 / 宅地建物取引士 / 宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第99967号
所属団体:一般社団法人RE AGENT 理事長 / 一般社団法人東京ニュービジネス協議会(NBC) / 公益社団法人全日本不動産協会
1984年生まれ、東京都出身。大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外の国際不動産サービスを展開。
著書:東南アジア投資のラストリゾート カンボジア (黄金律新書) 新書 幻冬舎
   はじめての海外不動産投資