【2026年最新】ザ・リッツ・カールトンがカンボジア・プノンペンに初進出!ウルトララグジュアリー複合開発が2032年誕生へ

執筆者:荒木 杏奈(アンナアドバイザーズ株式会社)

こんにちは!アンナアドバイザーズの荒木杏奈です。

カンボジアの首都プノンペンに、世界的なラグジュアリーホテルブランド「ザ・リッツ・カールトン」が初進出します。

Royal Group of Companies傘下のRoyal Group InternationalとMarriott Internationalは、「The Ritz-Carlton, Phnom Penh」および「The Ritz-Carlton Residences, Phnom Penh」の開発に向け、正式に契約を締結しました。

ホテルに加えて、個人所有を想定したブランドレジデンスとグレードAオフィスを組み合わせた複合開発となり、2032年の開業を予定しています。

2026年8月13日に正式契約を締結

調印式は2026年8月13日、プノンペンのRoyal Group Central Towerで開催されました。

式典には、Royal Group of Companies会長兼CEOのNeak Oknha Kith Meng氏、副会長のLok Chumteav Neak Oknha Mao Chamnan氏、Royal Group Internationalのグループ副社長兼COOであるOknha Kith Sula氏が出席しました。

Marriott Internationalからは、カンボジア・ラオス・ミャンマー・タイ担当マーケット副社長のBrad Edman氏、APEC地域レジデンシャル・オペレーション責任者のEgbert Casasas氏をはじめ、両社の関係者および経営陣が出席しています。

今回の契約締結は、カンボジアの高級ホテル・不動産市場における大きな節目となります。Royal Groupは今回の調印について、単なる契約ではなく「プノンペンの新たな時代の幕開け」と位置付けています。

ノロドム大通り沿いの複合開発

プロジェクトの開発予定地は、プノンペン中心部のダウンペン地区を通るノロドム大通り沿いです。王宮、国立博物館、セントラルマーケットなど、プノンペンを代表する文化・商業施設へのアクセスに優れた中心立地です。

計画では、次の3つの機能を組み合わせた大規模複合開発となります。

  • ザ・リッツ・カールトンホテル
  • ウルトララグジュアリー・ブランドレジデンス
  • グレードAオフィス

ホテル、住居、オフィスが一体となることで、観光客だけでなく、ビジネス利用者や富裕層の居住需要にも対応する新たなランドマークを目指します。

ホテルは152室を計画

「The Ritz-Carlton, Phnom Penh」には、客室とスイートを合わせて152室が計画されています。

Royal Groupの公式発表によると、ホテルには以下の施設が予定されています。

  • 屋外インフィニティプール
  • フィットネスセンター
  • ザ・リッツ・カールトン・スパ
  • 5つのレストランおよびラウンジ
  • スカイバー
  • クラブラウンジ
  • 約1,700㎡の会議・宴会施設(グランドボールルーム)

客室からはプノンペン市街やメコン川を望むことができる計画です。宿泊だけでなく、国際会議、企業イベント、ウェディング、レストランなど、プノンペンにおける最高級ホテルとして幅広い需要に対応することが期待されます。

119戸のブランドレジデンス

ホテルとともに開発される「The Ritz-Carlton Residences, Phnom Penh」は、タワーの30階から60階に配置され、合計119戸が計画されています。

住戸タイプ

  • 2ベッドルーム
  • 3ベッドルーム
  • 4ベッドルーム
  • デュプレックス(4戸)
  • ペントハウス(9戸)

高層階からは、メコン川、トンレサップ川、バサック川が交わるチャクトムック周辺を含む、プノンペンの景観を一望できる計画です。

居住者専用施設・サービス

  • 専用エントランスとロビー
  • 居住者専用ラウンジとバー
  • ライブラリー / コワーキングスペース
  • スイミングプール / ウェルネス施設
  • 子ども向けスペース / プライベートダイニング
  • エンターテインメント施設 / ゴルフシミュレーター

ホテルとは別の専用エントランスや居住者向け施設を設けることで、プライバシーを確保しながら、ホテルブランドならではのサービスを享受できる住環境が期待されます。

ブランドレジデンスとは

ブランドレジデンスとは、高級ホテルなどのブランドと提携し、そのブランド基準に基づく設計、サービス、管理を取り入れた住宅です。

一般的なコンドミニアムでは、主に立地、建物、間取り、設備などが評価されます。一方でブランドレジデンスでは、これらに加えて次のような要素が不動産価値を構成します。

  • ブランドの国際的な認知度
  • 建物や内装の品質
  • 居住者向けサービス
  • セキュリティとプライバシー
  • 長期的な管理水準
  • 住戸数の希少性
  • ブランド基準に基づく居住体験

世界各国では、自己居住用の高級住宅としてだけでなく、長期保有を前提とした不動産としてもブランドレジデンスが注目されています。今回の計画が実現すれば、「The Ritz-Carlton Residences, Phnom Penh」は、カンボジア初のウルトララグジュアリー・ブランドレジデンスとなる予定です。

カンボジア不動産市場にとっての意味

今回の発表は、単に新しい高級ホテルが誕生するというニュースにとどまりません。

これまでカンボジア不動産は、米ドル建て資産であること、比較的購入しやすい価格帯、賃貸利回りなどが主な魅力として紹介されることが多くありました。

一方、ザ・リッツ・カールトンのようなブランドレジデンスでは、価格や利回りだけでなく、サービス、管理品質、希少性、ブランド価値が重視されます。これは、プノンペンの高級不動産市場が「価格の安さ」や「高い表面利回り」を競う段階から、建物の品質や完成後の居住体験を含めた総合的な価値を競う段階へ進む可能性を示しています。

また、世界的なホテルグループであるMarriott Internationalが、カンボジアを代表する企業グループのRoyal Groupと正式に契約したことも重要です。プノンペンが国際的なホテル・不動産市場から、長期的な成長が期待される都市として評価されていることを示す動きといえるでしょう。

日本人投資家が注目したい4つのポイント

日本人投資家にとって、世界的に認知された「ザ・リッツ・カールトン」がプノンペンへ進出することは、カンボジアの高級不動産市場を考えるうえで大きなニュースです。特に注目したいのは、以下の点です。

  1. 世界的なブランドのカンボジア初進出
    ザ・リッツ・カールトンは、世界各国の主要都市やリゾートで展開されているラグジュアリーブランドです。カンボジア初進出となるため、ホテルとレジデンスの双方で高い注目を集めることが予想されます。
  2. プノンペン中心部(ノロドム大通り)の絶好の立地
    プロジェクトはノロドム大通り沿いに計画されており、王宮や国立博物館、セントラルマーケットなどへのアクセスに優れています。ホテルやブランドレジデンスでは、建物の品質だけでなく、長期的に評価されやすい中心立地であることも重要な要素です。
  3. 119戸という限られた住戸数
    レジデンスは合計119戸が計画されています。プノンペン全体のコンドミニアム供給と比較すると限定的であり、特にデュプレックスやペントハウスは希少性の高い住戸となる可能性があります。
  4. ホテル・住宅・オフィスの複合開発シナジー
    ホテルだけではなく、ブランドレジデンスとグレードAオフィスを組み合わせることで、宿泊、居住、ビジネスの需要を集める複合施設となる計画です。建物内外に人の流れが生まれることで、プノンペン中心部の新しいランドマークになることが期待されます。

販売条件などは今後発表予定

現在は、Royal Group InternationalとMarriott Internationalによる契約締結と、プロジェクトの基本計画が発表された段階です。

各住戸の販売価格、具体的な間取り、販売開始時期、支払いスケジュール、管理サービスなどについては、現時点ではまだ公表されていません。

今後、正式な販売資料やプロジェクトの詳細が発表されることで、日本人の自己居住用物件としての魅力だけでなく、長期保有や賃貸運用を含めた投資性についても、より具体的に判断できるようになります。

世界的なホテルブランドとカンボジアを代表する企業グループによる大型開発だけに、今後のリリースに注目したいプロジェクトです。

まとめ:成熟期を迎えるカンボジア不動産市場の新たな象徴

Royal Group InternationalとMarriott Internationalによる正式契約は、カンボジアの高級ホテル・不動産市場における重要な節目となります。

「The Ritz-Carlton, Phnom Penh」と「The Ritz-Carlton Residences, Phnom Penh」は、ホテル、ブランドレジデンス、グレードAオフィスを組み合わせた新たなランドマークとして、2032年の開業を予定しています。

世界的なラグジュアリーブランドの進出は、プノンペンの国際的な認知度を高めるだけでなく、カンボジアの高級不動産市場が新たな段階へ進むことを示す動きといえるでしょう。

詳細な販売条件については今後発表される予定です。販売価格、具体的な間取り、支払い条件、居住者向けサービスなど、新しい情報が公開され次第、日本人のお客様の視点から改めてご紹介します。

出典:Royal Group of Companies公式発表

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荒木杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

代表取締役 / 宅地建物取引士 / 宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第99967号
所属団体:一般社団法人RE AGENT 理事長 / 一般社団法人東京ニュービジネス協議会(NBC) / 公益社団法人全日本不動産協会
1984年生まれ、東京都出身。大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外の国際不動産サービスを展開。
著書:東南アジア投資のラストリゾート カンボジア (黄金律新書) 新書 幻冬舎
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