こんにちは、アンナアドバイザーズの荒木杏奈です。
今回はカンボジアの『電子決済(キャッシュレス)』についてお届けします。
日本では、PayPayをはじめとした電子決済が普及してきていますが、カンボジアでもここ数年で電子決済サービスが普及してきています。
カンボジア人が銀行口座を持つようになってきたのも10年くらい前からでしょうか。比較的最近になります。
特に最近では、新型コロナの影響で、紙幣による感染リスクを避けるため、カンボジアでは電子決済サービスに注目が集まっていて、プノンペン都内ばかりでなく、地方の各地域にもQRコードによる電子決済が急速な広がりを見せています。
スーパーマーケットのレジには、銀行や電子マネーサービス、クレジットカード会社のロゴがたくさん並んでいます。
電子決済の中でもスマホ所持率の高いカンボジアでは、モバイル決済が急速に増加しています。
銀行アプリでのモバイル決済なら、口座直結なので管理しやすいです。
カンボジアでよく使われているモバイルアプリサービスを一部ご紹介します。
【BAKONG】
カンボジア中央銀行が開発した、デジタル決済プラットフォーム。
現金と同じように支払いや送金ができ、電話番号またはQRコードで店舗への支払いや個人間の送金もできます。
BAKONGの詳しい詳細はこちらのブログをご覧ください。
▷カンボジア中央銀行 デジタル決済システムの運用開始
【ABA銀行】
カンボジアで最も信頼されている銀行の1つになります。
光熱費や携帯電話、インターネットの支払いや、飲食店やスーパーなど、ABA銀行のQRコードで決済をしている人が多く、利用者の満足度が高いそうです。
【Wing】
2009年より携帯電話による送金・決済サービスを開始。ビジネス用の送金・決済や給与処理なども展開しています。
ヴィングモールやヴィングデリバリーサービスがあり、これらをヴィングモバイルで決算すると割引になるサービスが人気です。
【True Money】
2016年にカンボジアに参入しました。本社はタイになりますが、現在カンボジアに約5,000軒のエージェントをもっています。
国内・海外送金、携帯電話やインターネットのチャージ、光熱費の支払い、映画チケット購入など、日常生活に役立つサービスを提供しています。アジア全域で事業を展開している人気の高い会社です。
いかがでしたでしょうか。
スマホ1つで決済ができるのはとても便利ですね。
荒木杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社
代表取締役 / 宅地建物取引士 / 宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第99967号
所属団体:一般社団法人RE AGENT 理事長 / 一般社団法人東京ニュービジネス協議会(NBC) / 公益社団法人全日本不動産協会
1984年生まれ、東京都出身。大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外の国際不動産サービスを展開。
著書:東南アジア投資のラストリゾート カンボジア (黄金律新書) 新書 幻冬舎
はじめての海外不動産投資