【プノンペン新空港までの高速道路を建設へ】 カンボジア不動産はアンナアドバイザーズ

2021/01/20

こんにちは、アンナアドバイザーズの荒木杏奈です。

先日発表されたカンボジアニュースをお届けします。

カンボジアの建設業大手オーバーシーズ・カンボジア・インベストメント・コーポレーション(OCIC)が、現在建設中のプノンペン新空港とプノンペン市街を結ぶ高速道路の建設構想を発表しました。

合計21キロメートルの高速道路は、2つのフェーズで建設される計画で、第1フェーズは、フン・セン大通りと271通りとの交差点付近からフン・セン大通り上に高架道路約10キロメートルを建設します。第2フェーズでは、経路は不明確ですが、国道2号線と新空港を結ぶ約11キロメートルとなるとしています。総工費は約4億ドル(約412億円)の見込みです。第1フェーズは、21年中にも着工し、新空港の開港直後の23年には完成させたいとしています。

OCICは、カンボジア民間航空局(SSCA)との共同出資会社を設立し、プノンペン新空港の建設を進めています。空港建設工事は、3期に分けて進められています。第1期は2023年までに供用を開始したいとしており、現在進捗率約30%とのことです。

プノンペン新空港は、プノンペン中心部からの交通アクセスの整備が課題と見られていましたが、大胆な構想が発表されました。資金手当てやコスト回収(高速道路料金等)が発表されていないため、詳細は不明ですが、民間企業だけで対応するのは様々な困難を伴うものと見られます。今後の進捗が注目されます。

筆者:鈴木博

参照:株式新聞

交通量が増え渋滞が課題となっているプノンペンには朗報です。

具体的な発表が気になるところですが、空港と市内のアクセスが効率的になると移動ストレスが軽減されますので嬉しいニュースですね。

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荒木杏奈 / アンナアドバイザーズ株式会社

宅地建物取引士 / 1984年生まれ、東京都出身。
大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。
2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外の国際不動産サービスを展開。

著書:東南アジア投資のラストリゾート カンボジア (黄金律新書) 新書 幻冬舎
   はじめての海外不動産投資